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高卒5年 どう生き、これからどう生きるのか 若者たちが今“大人になる
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高卒5年 どう生き、これからどう生きるのか 若者たちが今“大人になる"とは

乾彰夫【編】

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高卒5年 どう生き、これからどう生きるのか 若者たちが今“大人になる

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 大月書店
発売年月日 2013/07/22
JAN 9784272350391

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2013/10/26
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乾彰夫編『高卒5年 どう生き、これからどう生きるのか 若者たちが今〈大人になる〉とは』大月書店、読了。本書は高校3年の秋から卒業5年目まで7年におよぶ追跡調査(首都大乾ゼミ院生)をもとに懸命に生きる若者たちの軌跡と意味を描く。継続的調査は少ないから本調査とその分析は貴重な記録。 2.乾彰夫編『高卒5年 どう生き、これからどう生きるのか』大月書店。不安定な社会・雇用状況の中、卒業前後から社会に出ての数年、若者たちはどんな課題に直面し、どう切り抜けようとするのか。本書は、その実像をつまびらかにする。「働く意欲」がない訳ではないし、複雑な状況下で必死に生きている。 キャリア教育の実像から、若者と家族の関係(そして若者が形成する家族)、性的規範形成、地域コミュニティと大学生活の構造、イニシエーションとして「若者たちが今〈大人になる〉とは」を扱う本書の話題は幅広いがどれも秀逸だ メディアを始め「大人」たちは若者叩きに明け暮れたが、「叩かれる」所以はあるのだろうか。努力や根性が不足している訳ではない。前時代より複雑化する構造へ目を向け、未来を展望・準備する必要があるのではないだろうか。 苦行的通過儀礼の必要性はしばしば言われる。しかし必要なことは(大人たちがスルーしてきた)「試練そのものをさらに課すことではなく、試練を成長に結びつけられるような手立てである」。 本書はキャリア教育担当者に紐解いてもらいたい。エセ自己啓発よろしい「なりたい自分や職業」ばかりやっても、みんなそこに行かないし、何の役にも立ってないし、そもそも、「本学の就職率はw」でおしまいで、卒業後は放置でしょう。無責任このうえない。 所収杉田真衣「若年女性と性的サービス労働」は、ほんと驚愕だった。調査対象のひとつ(難易度の低い高校)出身者の7割が飲食接待から肉体的接触を伴う風俗産業経験があった。 したり顔で「割がいい」とか、「頭悪いから当然でしょう」とかいっているオッサンがいたらぶんなぐりそうになったわ。風俗だけではないけど、ほんと、個人の資質ではもはやどうしようもないところにまで、社会は選択肢の多様性を割愛し、生きてよい人間とそうでない人間を分断しようとしている。 (私は嫌いだけど)気合いと根性で乗り切れる(=ヤンキー主義@斉藤環)時代はかつては存在したとは思う。しかし、もうそろそろ気合いと根性では乗り切ることができない時代であることを認識し直さなければはじまらないのじゃないのかねえ。

Posted by ブクログ

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