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恥じらう肌(4) 芳文社C
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恥じらう肌(4) 芳文社C

優斗(著者), 村生ミオ(著者)

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恥じらう肌(4) 芳文社C

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 芳文社
発売年月日 2013/08/17
JAN 9784832233706

恥じらう肌(4)

¥550

商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

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2013/08/19

さらに底深かった奈落

前巻のレビュータイトルに『堕ちるところまで堕ちた』と記したが、これを早くも訂正せなばならない。物語としてもある程度の方向転換が本巻よりなされるのでは?と思っていたのだが、その予想は大いに裏切られた……悩ましい官能成分の多大なる増加という素敵な意味で。要するに「まだ堕ちていくのか」...

前巻のレビュータイトルに『堕ちるところまで堕ちた』と記したが、これを早くも訂正せなばならない。物語としてもある程度の方向転換が本巻よりなされるのでは?と思っていたのだが、その予想は大いに裏切られた……悩ましい官能成分の多大なる増加という素敵な意味で。要するに「まだ堕ちていくのか」という第4巻である。 前巻の最後に登場した男が由香子に執着する冒頭から何とも言えない奪い合いを匂わせるいやらしさだが、これは今後に含みを持たせているようでもある。本巻はむしろヨリが戻ってしまった堂島による、さらなる調教的展開がメインと言えよう。どうやら本気で惚れてしまったらしい堂島が、由香子の心までをも奪おうと奮起している。ここで言う奮起とは、由香子の心が折れそうな、そのポイントとなりそうな時と場所で凌辱におよぶことである。これまでより輪をかけて場面も淫猥さも増したシチュエーションプレイや軽いコスチュームプレイが出てきて興奮させられる。 由香子もまた堂島への順応性が高まっており、逆にまだ慎み深い矜持や夫への操が残っているのかと思えるほど体は馴染んでしまい、官能スイッチを入れられるとほとんど抵抗せずに求めてしまっている。冷静でいる間は保たれる理性も昂ぶってしまっては感情に支配され、気づけば貪欲におねだりさえしてしまうほどの肉欲的完堕ち状態に。最初から望むことは無くとも、ここまでくると凌辱とは呼べなくなってしまうほどの愉悦と絶頂を堂島から与えられる由香子である。惜しむらくは、悩ましくも艶っぽい感じこそ出ているけれども、爛れた感じや堕ちた牝の貪婪さを描くには作画が綺麗過ぎることか。 また、由香子の元同僚という男性社員……すなわち夫の部下でもあるのだが……が本巻より登場し、ステレオタイプではあるが、由香子への秘めた恋慕の情と悩ましい欲望をぶちまけている。登場人物をこれ以上増やさなくても、という意見も出てきそうだが、誰もが皆一筋縄ではいかない想いを抱いているために、その広がりが新たな展開にも繋がっていて悪くない。こうなると却って由香子の方が男達を吸い寄せ、ことごとく虜にしてしまっているのでは?とも思えてくるし、その魅力がさらに魔性の水準にまで達しているようにも見えてくる。 そして、夫の圭一の側にも動きがある。まだ未練を残す圭一の心を覆させようというのは何も妹だけではないのだが、これまでの手法を大胆に変えてきたところに今後の展開を占うものがある。場合によっては決定打ともなりそうなアプローチの最後に描かれた堂島との「コラボ」が決定的にも見える絶望感を与えている。 ここまできちゃったら、この先は一体どうなるの?再び絆を取り戻すことなんて本当に出来るの?というほどの状況にまで至った本巻の「あとがき」から察するに、どうやら物語は佳境を迎えている様子なのだが、原作者が思いついたという『面白い展開と圭一と由香子の最後の着地点』が如何なるものか。由香子と圭一、それぞれの側に多少ながらも干されかかっている人物がいるため、それらの今後の動きにも注目しながら次巻を楽しみにしたい。

DSK

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