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奇跡 ミラクル
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奇跡 ミラクル

長田弘【著】

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奇跡 ミラクル

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2013/07/09
JAN 9784622077862

奇跡

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商品レビュー

3.9

12件のお客様レビュー

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2026/09/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

『奇跡 ─ミラクル─ 』 はじめまして♪ 長田弘さん 先日、芥川龍之介の『蜜柑』を読んだ時… まことさん♪が … 「芥川の『蜜柑』を元に作った詩があるんです」と 教えてくださいました。 それが…この長田弘さんの作品です( ͡ ͜ ͡ ) 「詩を詠む」というのに慣れていなくて、この詩の解釈を間違えてしまったら……なんて考えながら詠んでみました♪ ページを捲って すぐに 「幼い子は微笑む」という詩が出てきます。 その中で… 人がほんとうに幸福でいられるのは、 おそらくは、 何かを覚えることが ただ微笑みだけをもたらす、 幼いときの、何一つ覚えてもいない、 ほんのわずかなあいだだけなのだと思う。 立つこと。歩くこと。立ちどまること。 ここからそこへ、一人でゆくこと。 できなかったことが、 できるようになること。 何かを覚えることは、 何かを得るということだろうか。 違う。覚えることは、覚えて得るものよりも、 もっとずっと、多くのものを失うことだ。 人は、ことばを覚えて、幸福を失う。 そして、覚えたことばと おなじだけの悲しみを知る者になる。 ……と、この詩はまだまだ続くのだけど ちょっと惹かれてしまいました…:(•ㅿ•`): 中程に進んで…出てきました⸜(*ˊᗜˋ*)⸝ 「夕暮れの美しい季節」 芥川龍之介の「蜜柑」です。 芥川の短編「蜜柑」を読んだ時の衝撃… 気持ちが今でも鮮やかに蘇る程でした。 素敵なオレンジ色の鮮やかとは少し違う 夕暮れの美しい 橙色(だいだいいろ)が 浮かんでくるかのようで……素敵だなぁ ジーンとしてしまいます( ˶°⌓°˶) 「花の名を教えてくれた人」 リンドウは竜胆と書くのだと、 遠い少年の日に教えてくれた人がいた。 竜胆が咲きだす季節の前にその人は逝った。 その人について覚えているのは、 竜胆という心を染める花の名だけだ。 花の名には秘密がある。花の名は花の名を 教えてくれた人をけっして忘れさせないのだ。 …と、これもグッときてしまいました( ͡ ͜ ͡ ) こんなに じっくり詩を詠むということ 実は初めてかもしれません。 詩を詠んでも サーーッという感じだと思います。 もったいないですよね‪(  ・᷄ ᴗ・᷅ )ゝ なかなか いいもんだなぁ♪と思いました まことさん♪ ちょっぴり遅くなってしまいました‪(  ・᷄ ᴗ・᷅ )ゝ 詩を通して作者が伝えたいことなどを 考え感じながらよむというのはなかなか 難しいものですね( ͡ ͜ ͡ ) 長い文章じゃないからかしら? でも この 感じ…なかなかいいものですね♡ 素敵な本を教えてくださって 感謝です(*´艸`) また、何か読んでみようと思っています♪ ありがとうございました(⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)

Posted by ブクログ

2026/08/16

『奇跡─ミラクル─』は、文字通り「奇跡」を詠んだ詩集なのかと思っていたが、そうではなかった。著者は、「奇跡」とは、めったに起こらない稀有な出来事ではないと言う。それは、存在していないものでさえ、じつはすべて存在しているのだと感じる心の働きの端緒であり、また、日々のありふれた光景の...

『奇跡─ミラクル─』は、文字通り「奇跡」を詠んだ詩集なのかと思っていたが、そうではなかった。著者は、「奇跡」とは、めったに起こらない稀有な出来事ではないと言う。それは、存在していないものでさえ、じつはすべて存在しているのだと感じる心の働きの端緒であり、また、日々のありふれた光景のなかに、取り換えようのない人生の本質を見出すことなのだという。そして本書は、日々の風景から聴こえてきた声を書き留め、言葉にしたものなのだと語る。 なかでも深く心に残ったのが、表題作の詩だ。ここに一部を引用する。  ただここに在るだけで、  じぶんのすべてを、損なうことなく、  誇ることなく、みずから  みごとに生きられるということの、  なんという、花の木たちの奇跡。  きみはまず風景を慈しめよ。  すべては、それからだ。 難しい理屈を考えるのではなく、まずは目の前にある景色や、何気ない一日を愛おしみ、五感で味わう。生きるということは、そこから始まるのだと、優しく呼びかけられているような気がする。

Posted by ブクログ

2026/08/04

2014年第55回毎日芸術賞受賞作 まことさん、ご紹介いただきありがとうございました。 詩を鑑賞することがほとんどないので、教えていただかなければ出会えなかった一冊です。 この詩集に収録されている「夕暮れのうつくしい季節」は、芥川龍之介の『蜜柑』から着想を得た作品、ということ...

2014年第55回毎日芸術賞受賞作 まことさん、ご紹介いただきありがとうございました。 詩を鑑賞することがほとんどないので、教えていただかなければ出会えなかった一冊です。 この詩集に収録されている「夕暮れのうつくしい季節」は、芥川龍之介の『蜜柑』から着想を得た作品、ということで ご紹介されていました。 『蜜柑』を読んだことのある人なら、小説の情景が自然と思い浮かぶ詩です。 美しい夕暮れと投げられた蜜柑、そして少女を慕う弟たちの姿が重なります。 以前、夏井いつきさんの俳句の本で、「特別な場所へ行かなくても、テレビを見ていても俳句は作れる」と読んだことがあります。 私はテレビをあまり見ないので、「それなら本を読みながら俳句が作れるだろうか」としばらく悪戦苦闘してみましたが、まったくできませんでした。 長田さんの巻末の注釈を読むと、この詩集には小説だけでなく、歌や絵画など、さまざまな芸術作品から着想を得たものが収められていました。 「なるほど、こんなふうに創作は生まれるのか」と、とても印象に残りました。 今は文学忌に合わせて作品を読むことが多いだけですが、その積み重ねが、いつか自分の創作の土台になればいいなと思います。 あーそんな時が来るのかなあ。

Posted by ブクログ

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