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茨木のり子 日本語を味わう名詩入門16
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | あすなろ書房 |
発売年月日 | 2013/06/20 |
JAN | 9784751526569 |
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茨木のり子
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商品レビュー
4.8
11件のお客様レビュー
そういえば「詩」ってあんまり意識して読んだこと無かったな…と思い、ふと手にした1冊。なんとなく道徳の授業で聞いた事がある茨木のり子さんの詩をまとめたものとあったので、読みやすいかなぁと思っていたらたまげた。 詩って短い文章の中でこんなに表現豊かに、そしてダイレクトに読み手に感情を...
そういえば「詩」ってあんまり意識して読んだこと無かったな…と思い、ふと手にした1冊。なんとなく道徳の授業で聞いた事がある茨木のり子さんの詩をまとめたものとあったので、読みやすいかなぁと思っていたらたまげた。 詩って短い文章の中でこんなに表現豊かに、そしてダイレクトに読み手に感情をぶつけてくるのか…! 『自分の感受性くらい』しか知らなかったが、どの詩もインパクトがすごい。こんなにも強烈に作家性を感じるのは久々で、夢中で読んでいた。 特に感じるのは凛とした美しさと強さ。どの詩も彼女にしか書けないオリジナリティがあって、現代に読んでも少しも色あせていないのは才能と言えるのではなかろうか。 そして所々に落ちる戦争の黒い影。あの時代を生きた人にしか伝えることの出来ないメッセージを内包している『わたしが一番きれいだったとき』は心に残った。 ドキリとしたのは『こどもたち』という詩。こどもに対するあやうい断片と成長するにつれ意味がわかってくる哀しさ。自分で言葉にするのなら冗長な文章になること間違いなしだが、こんなにもわかりやすく、あっさりとした詩にできるのか!と驚かせてくれる。 才能に関しては『こわがらない』の詩を読むと、彼女のプロ意識が垣間見える。最後の節の『否』には自分はまだまだという謙虚さとそれに甘んじず、高みを目指す力強さに圧倒された。
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茨木のり子さんの詩を合唱曲にした「苦しみの日々 哀しみの日々」を耳にした時から、詩集を手にしたいと思っていた。一番輝く青春時代を太平洋戦争の真っ只中で過ごした茨木さんの心を感じた。「わたしが一番きれいだったとき」 詩の中から人間の強さが伝わってくるようだ。 作品ごとの解説も分かり...
茨木のり子さんの詩を合唱曲にした「苦しみの日々 哀しみの日々」を耳にした時から、詩集を手にしたいと思っていた。一番輝く青春時代を太平洋戦争の真っ只中で過ごした茨木さんの心を感じた。「わたしが一番きれいだったとき」 詩の中から人間の強さが伝わってくるようだ。 作品ごとの解説も分かりやすいので彼女のヒストリーも知れる一冊。
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「わたしが一番きれいだったとき」「汲む―Y・Yに―」「自分の感受性くらい」。凛として強くしなやかな女性の詩。でも真ん中には弱さや揺らぎがあることを知っておりそういう部分を大事にしている。背筋が伸びる。しなやかってこういうことだ。
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