「伝わらない」話し方「伝わる」話し方

渋谷昌三【著】

• 販売会社／発売会社: 新講社
• 発売年月日: 2013/05/25
• JAN: 9784860814809

商品レビュー

2020/07/25

・話し方が上手い人は「質問から」話をはじめる。
→ お互いの気持ちがほぐれて距離感が縮まる

・人見知りの相手には自分のプライベートの話から
→ 自己開示の返報性

・怒っている相手に感情的になったら負け
怒っている相手は支離滅裂な話し方になりがち。
言い分を全て聞いた後に一つずつ確認していく

相手にはあくまでも沈着冷静な対応をすること。

・思いつきで喋っても話は伝わらない
5w1H「誰が」「いつ」「何を」「どこで」「なぜ」
「どうやって」

2014/07/25

チェック項目8箇所。本書では事例を数多く紹介しながら、「誤解されない伝え方」を考えていこうと思っています。仕事場では、よく上司と部下との「いった」「聞いてない」の論争があります、どちらの言い分が正しいのかわかりませんが、このような行き違いが起こりやすいのは、仕事場に「一体感」が不足しているからでしょう。人と人との信頼度が高くなれば、自然に「気さくな話し方」になります、信頼度が低いのに、気を利かせたつもりで「気さくな話し方」をすると、北野監督のように「違和感」を持ってしまうのです。どんなに忙しくしている人でも「ちょっと」と話しかけられると、条件反射のように顔がこちらに向きます、「顔が向く＝関心が向く」です、これが話を切り出すきっかけになります、また「ちょっと」というひと言を添えるだけで、「深刻な話ではない」というメッセージになりますから、その場の緊張感を不必要に高めないで済むという効果もあります。ちゃんと伝えたはずなのに、相手は「そんな話、聞いてない」というケースでは、結局泣きを見るのはこちら側――という結果になることが多いのではないでしょうか、「伝えた証拠」があればいいのでしょうが、それがない場合には残念ながら「聞いてない」と主張する側の人の言葉が尊重される傾向になっているように思われます。仕事での話は、「意味を伝える」ことがもっとも重要です、「何をいっているのか、よくわかる」ことがもっとも重要です、聞いている人を、いい気持ちにさせるのは二の次、と心得ておきましょう。三つ、上手に距離感を保っていく話し方のコツがあります、・敬語を使う、・話を合わせない、・一般論しかいわない。「つまり、私が言いたいのは」と口にする前に、冷静になって「自分が言いたいこと」を簡潔にまとめ、それから「つまり」と切り出すのが賢い話し方です。