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ミレナへの手紙
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ミレナへの手紙

フランツ・カフカ(著者), フランツカフカ(著者), 池内紀(訳者), 池内紀(訳者)

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ミレナへの手紙

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2013/06/11
JAN 9784560082805

ミレナへの手紙

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商品レビュー

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2026/04/26

読み始めは少々不満だった。なぜ、受け手側の書簡がないのか?往復書簡であるはずなのにカフカ側からだけでは二人の関係の機微がわかりづらい。しかし解説を読むと、文通相手のミレナは自分の手による手紙を全て燃やしたと思われ、本作出版前に強制収容所で亡くなっていた。重い溜息が出る。 そのため...

読み始めは少々不満だった。なぜ、受け手側の書簡がないのか?往復書簡であるはずなのにカフカ側からだけでは二人の関係の機微がわかりづらい。しかし解説を読むと、文通相手のミレナは自分の手による手紙を全て燃やしたと思われ、本作出版前に強制収容所で亡くなっていた。重い溜息が出る。 そのため偏った視点からにはなるが、少しだけ遠慮がちではあるもののやはり前のめりな文通初期、日に何通と狂おしく書き続けた文通中期、そしてやりとりが途絶え、年に1〜2通のみとなり、病の重さと生への諦念をうかがわせる文通後期までの情熱の起伏を追うことができた。筆致からうかがえるカフカは、想像よりはいくらか陽気で、しかしセルフコンシャスさが滲み出る印象だ。 終盤、ベルリンでほとんど死の床に伏したカフカは、パレスチナに行ってみたいと口にし、ドイツのハイパーインフレに触れている。その後のユダヤ人の運命を思うと良い時期に死ねたのかもしれない、とすら思ってしまう。作中にも度々登場する妹の運命が気になって調べたところ、やはりアウシュヴィッツで亡くなったとのこと。

Posted by ブクログ

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