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ふたり女房 京都鷹ヶ峰御薬園日録
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ふたり女房 京都鷹ヶ峰御薬園日録

澤田瞳子【著】

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ふたり女房 京都鷹ヶ峰御薬園日録

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2013/05/24
JAN 9784198636074

ふたり女房

¥550

商品レビュー

3.5

7件のお客様レビュー

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2021/10/09

2011年12月号から2013年2月号「読楽」掲載、シリーズ六つの話。今後も続くようなので、主要登場人物と、ついでに薬草のことをメモしながら読んだ。 澤田瞳子さんは専門の歴史の他、薬草園や京都の四季や行事、薬草の知識も幅広いなあ。衒学的にならず面白い、骨太さそうと感じさせない「...

2011年12月号から2013年2月号「読楽」掲載、シリーズ六つの話。今後も続くようなので、主要登場人物と、ついでに薬草のことをメモしながら読んだ。 澤田瞳子さんは専門の歴史の他、薬草園や京都の四季や行事、薬草の知識も幅広いなあ。衒学的にならず面白い、骨太さそうと感じさせない「骨太さ」が魅力のひとつだと感じた。 「粥杖打ち」では藤林匡に江戸への採薬の旅を反対された真葛であったが、シリーズ第二弾ではどうやら念願が叶ったよう。 男村社会で頑張るジェンダー系の話でも女目線意趣返し的にならず、読後感は心地よい。

Posted by ブクログ

2020/08/04

(借.新宿区立図書館) 京都の薬園が舞台ということで毛色の変わった作品。なかなかシビアな話も多く、一般受けするかは別として時代小説としてのレベルはかなりのものだと思う。

Posted by ブクログ

2016/01/24

わたしの生きる道はここにある。 面白い。題材が面白い。鷹ヶ峯に薬草園があったとは。歴史にあったかもしれない物語を紡ぐ。澤田瞳子さんの小説は、歴史から大幅に外れるわけでもなく、「ありえたかもしれない」ところを突いてきて、ツボにハマる。 主人公は元岡真葛。母を亡くし、旅に出たまま...

わたしの生きる道はここにある。 面白い。題材が面白い。鷹ヶ峯に薬草園があったとは。歴史にあったかもしれない物語を紡ぐ。澤田瞳子さんの小説は、歴史から大幅に外れるわけでもなく、「ありえたかもしれない」ところを突いてきて、ツボにハマる。 主人公は元岡真葛。母を亡くし、旅に出たまま帰らぬ父・元岡玄已に代わり、藤林家当主・匡やその妻初音、それからの薬草園の荒子たちと、薬草の世話をしながら鷹ヶ峯御薬園に暮らす。 女であること。医師という仕事の重み。帰らぬ父への思い。道を切り開く心。やはり、時代が違っていても人の心はなかなか変わらないもので、真葛の葛藤は、自分にもよくわかること。先達のいない道を歩く人は、勇気がいる。それは自分の失敗が後輩たちの道を閉ざすかもしれないという責任。でも、誰かが歩き始めないと。この続きがあるのかどうかわからないが、真葛が歩き始めた道が、平坦ではなくても祝福された道であるように。 亀甲屋の定次郎はなかなか報われなさそうですね。

Posted by ブクログ

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