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田舎の紳士服店のモデルの妻 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2013/06/07 |
JAN | 9784167838584 |
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田舎の紳士服店のモデルの妻
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商品レビュー
3.4
96件のお客様レビュー
今のわたしにぴったりな本。夫の鬱発覚、転職、義実家への引っ越し。自分が何者なのか分からなくなり、そうして(わたし)という承認欲求不満人間が出来上がった。主人公の梨々子は、共倒れせずよくやっていたと思う。女としてではなく、母として(子供からは勿論、夫からもそう思われているような)誰...
今のわたしにぴったりな本。夫の鬱発覚、転職、義実家への引っ越し。自分が何者なのか分からなくなり、そうして(わたし)という承認欲求不満人間が出来上がった。主人公の梨々子は、共倒れせずよくやっていたと思う。女としてではなく、母として(子供からは勿論、夫からもそう思われているような)誰にも労わって貰えずひとりで生きる。胸をゾワゾワとさせてながら自分の事のように読んだ。余裕がない。誰よりも労られたい気持ちが強く、人を労われない。きっと相手もそうなのかもしれない。余裕のない時こそ、一番身近な家族を労わろう。労わりたいなと思う。ひとりだけど、ひとりぼっちじゃない。 優しい気持ちになる。と、帯の見出しにあった。期待して購入し、一気に読んだ。自分の事のように読めてしまい、正直、終始胸がザワザワとした。
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私は、わりと長いタイトルの本が気になる。それが、この本を手に取った理由。 理想的な人との結婚、出産からの夫のうつ発覚、辞職、田舎での新しい生活。思ってもみなかったことを受け入れて、頑張る梨々子。なんとか馴染もうと頑張るけれども、夫とは気持ちがすれ違う。子どもの成長で気になること...
私は、わりと長いタイトルの本が気になる。それが、この本を手に取った理由。 理想的な人との結婚、出産からの夫のうつ発覚、辞職、田舎での新しい生活。思ってもみなかったことを受け入れて、頑張る梨々子。なんとか馴染もうと頑張るけれども、夫とは気持ちがすれ違う。子どもの成長で気になることがあっても、相談できる人がいない。隣人は愛想笑いもしない。以前のママ友からは自慢のメールが届く。そんななかで頑張る梨々子の心情が、2年ごとのできごととともに綴られていた。 梨々子は、時がたつにつれ、場所にも慣れ、人にも慣れ、見方が変わって受け入れられることが増えていく。普通ってなに?と思う気持ちは、私もいつも思うことだ。そんななかで、自分のことを思いどおりにされたくないのと同様、夫も子ども達もそうなんだということに気づいた。「私はひとりだ。夫もひとりだ。でも一瞬ぱちっとつながった。これでじゅうぶんだと思っている。」こんなふうに思えるようになった梨々子の考え方、いいなと思った。 ただ、途中で芸能人と親しくなるのは、ご愛敬かな。 人生は、本当にどうなるか誰にもわからない。そしてなんの保証もない。でもそれは仕方がないことで、なんとかやっていこうと誰もが頑張って生活していると思う。始めは苦手だと思う人と、話すうちに打ち解けたり、いつのまにか助けられたり。人のことを一瞬で判断するのは、もったいないことをしているのかもしれない。 夫の田舎の洋品店のモデルは、10年で卒業。物語もひとくぎり。欲を言えば、夫はどういう思いでこの10年を過ごしていたのかを、もっと知りたかった。
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自分が精神疾患持ち(パニ障)なので親近感を覚えて手に取った。何も励ましてはもらえないけど、それでもいいと思えた気がする。思い描くのは理想の私、こうじゃなかった私。でも私は今ここにいる。思い描いていた姿とは違うし、幸せかと言われたら言い淀むかもしれない。でも絶対に、不幸せではない。...
自分が精神疾患持ち(パニ障)なので親近感を覚えて手に取った。何も励ましてはもらえないけど、それでもいいと思えた気がする。思い描くのは理想の私、こうじゃなかった私。でも私は今ここにいる。思い描いていた姿とは違うし、幸せかと言われたら言い淀むかもしれない。でも絶対に、不幸せではない。それだけは絶対にない。そんなことを思い出させてくれる本だった。
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