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おかざき真里(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2013/06/07
JAN 9784396765781

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商品レビュー

4

9件のお客様レビュー

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2021/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

酔っ払って薫が覚えてないだろうことを期待して言う 「愛してる」の言葉。 もし薫が覚えていたら、なにか変わったのだろうか。 矢飼先生が傍から気味悪がられるほど機嫌が良くて それは良い変化なはずなのにどうしてそのままでいられないのか。 赤坂先生の言うとおり、関係ないし先生がどうしたいかを優先して欲しい。 紺野さんに急に 「自分を全否定しうる存在から肯定してもらえるって快感ですよね」 「承認コンプレックス」 「できることよりやりたいことを大事だと思っている割にいつもやりたいことの途中」 と言われて、戸惑ったり怒ったりではなくて すごくわかる、とくっついてしまうところが 如何にも薫だなと思う。 ネイルという人の手を触る仕事で、 悪意を持った客に施術するのはしんどそうだ。 ざらりとした心地悪さ。呪いをかけてくるかのような 孤独でうまくいかないのではと思わせるような 巧妙な言葉たち。 ただの世間話だから傷つくことはないと見せかけて 踏み込まれる。 なにかをしないことに理由が要って 始めたことにネガティブな同情がくる、 というのがしんどい。 辛く感じたのは思い込み、は兎も角として 自分が悪かった、自分のせい、と言い聞かせるのは 辛くなるばかりではないだろうか。 薫はシロちゃんになんとも思っていないのに 後輩ちゃんは階段から上を縄張りだと勝手に思っている分には良いが 「何で階段昇ってるんですか」と悲鳴をあげるのは 流石に気持ちが悪い。 自分で空回りしていることは分かっているようだが そもそもがズルいやり方で手に入れたから 不安になるのではないだろうか。 シロはそれを分かって気持ち半分に付き合っているのか。 分かってもいないでただ流されているようにも見える。 売上のような踏み込んだことを訊いてくる客は 邪険にあしらえとは言わないが答えなくて良いのでは。 シロちゃんが副業をあえて赤字にしておくと 税金対策上は良いというアドバイスをするのは新鮮。 黒字にしなきゃ、と焦るばかりより見方も広がって良い。 「正しさはひとつじゃない」という言葉も良かった。 そして今度は、体を重ねることで答えを誤魔化す先生の方が 薫を追い詰めていく。 紺野さんが言う 「私に一番やさしいのは羽毛布団だけ」 「この歳になると面白くしないとかわいそうになっちゃう」 もとても苦しい。

Posted by ブクログ

2019/05/30
  • ネタバレ

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紺野さんデート前綺麗すぎてびっくりした。最後切ないと言うのか重いと言うのかって気持ちにさせられたけど。そしてやってきた謎の清水という女。矢飼先生の恋人の姉妹とか?関係者だよね。なんであんなに高圧的なんだろう。怖い。育も相変わらず苦手。なんで階段を昇っていいのは自分だけだと思ってるんだろう。こわ。これでもうシロちゃんとは終わってくれないかと思ったけど、シロちゃんはシロちゃんで両方必要としちゃってるのかもしれないからなんとも言えず。矢飼先生の触れられたくない話。これからの2人の関係が気になるところ。

Posted by ブクログ

2013/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

仕事しているときや誰かと話しているときに時々感じる息苦しさ、どろっとした胸の内などとてもリアルですね。 幸せの形が分からなくて見よう見まねで形をなぞろうとしたくなるのも分かるな~と思いながら読んでました。 シロちゃんとどうにかなるんでしょうか?

Posted by ブクログ

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