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暗殺国家ロシア 消されたジャーナリストを追う 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2013/05/28 |
JAN | 9784101311821 |
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暗殺国家ロシア
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ロシアにおいて、政権批判をするマスメディアが政権から弾圧され、プーチンが大統領に就任した2000年~2009年までに120人を超える多くのジャーナリストが抹殺され(白昼堂々と射殺されたり、不可解な事故に遭遇したり、行方不明になったり)ている実情を、政権からの圧力に抵抗し続ける新聞...
ロシアにおいて、政権批判をするマスメディアが政権から弾圧され、プーチンが大統領に就任した2000年~2009年までに120人を超える多くのジャーナリストが抹殺され(白昼堂々と射殺されたり、不可解な事故に遭遇したり、行方不明になったり)ている実情を、政権からの圧力に抵抗し続ける新聞社「ノーバヤガゼータ」の関係者への取材を基に描くノンフィクション。 本書で描かれる内容は、政権にダメージを与える内容の記事を書いたジャーナリストへの圧力や、マスメディアへの露骨な介入、など欧米・日本など報道の自由がある程度確保されている国の常識からは想像もできない酷いものです。本書自体は、2010年の出版で現在のロシアの状況を描いているわけではありません。しかしプーチンが大統領になってマスメディアを容赦なく締め上げる様子は、おそらくウクライナへの侵攻によってより一層激しくなっているだろうと容易に推測できます。 犯人を特定できて報道しようにも、政権に傷を負わせる内容だったら政権から恫喝される、マスメディアの大株主であり、政権の後ろ盾となっているオリガルヒ(新興財閥)から露骨に報道内容の介入がある、警察も国家権力に媚びて調査内容を捏造する…。本書を読んでいると現在のロシアの人々は”本当に”プーチンを支持しているのか、指示しているふりをしなければ身に危険が及ぶと考えているのか、私自身もニュースを見る時の視点が本書を読む前と後では少し変化したように感じます。
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ソ連時代は過去のもの、とぼんやり考えていたことが間違いであることを痛感させられます。 正しくあるべき、市民の安全を守るための権力が、もっと大きな権力の下で恣意的に行動したらどんなことになるか、この本を読めば想像することができるでしょう。怖くならない人はいないと思います。 ...
ソ連時代は過去のもの、とぼんやり考えていたことが間違いであることを痛感させられます。 正しくあるべき、市民の安全を守るための権力が、もっと大きな権力の下で恣意的に行動したらどんなことになるか、この本を読めば想像することができるでしょう。怖くならない人はいないと思います。 サミットの警備も、種々の「警戒」活動にしても、自分がその標的になるとは思わないから警察官の姿が「安心」につながります。でも、いわれのない罪で自分が対象になりうると考えたら、景色は一変して、不安と疑心が体を覆うことは避けられないはずです。 こんな題材に切り込んで著者は大丈夫なのだろうか、と思わずにはいられません。
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権力批判をすると政権に命を狙われる。戦前戦中の日本の様相を呈する国家が現存する。それに抗するメディア、ジャーナリストが存在する。そこで本書のようなドキュメンタリーが生まれる。ロシアはさらに良くない方向に強化されているという。エリツィン時代にロシアに進出した企業は今後どうなるのか心...
権力批判をすると政権に命を狙われる。戦前戦中の日本の様相を呈する国家が現存する。それに抗するメディア、ジャーナリストが存在する。そこで本書のようなドキュメンタリーが生まれる。ロシアはさらに良くない方向に強化されているという。エリツィン時代にロシアに進出した企業は今後どうなるのか心配だ。2014.9.15
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