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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2013/05/29 |
JAN | 9784163821702 |
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商品レビュー
3.7
63件のお客様レビュー
<目次> 略 <内容> 麻之助の妻お寿ずが死んで、気持ちがしぼんでいた麻之助だが、事件は次々と起こる。女心を読まなければならなかったり、部下の気持ちが事件につながったり…。そこに巻き込まれる麻之助や清十郎、吉五郎。吉五郎の男気に惚れた貞や丸三など、新しいキャラも活躍する。四巻目...
<目次> 略 <内容> 麻之助の妻お寿ずが死んで、気持ちがしぼんでいた麻之助だが、事件は次々と起こる。女心を読まなければならなかったり、部下の気持ちが事件につながったり…。そこに巻き込まれる麻之助や清十郎、吉五郎。吉五郎の男気に惚れた貞や丸三など、新しいキャラも活躍する。四巻目が今のところ一番面白かった!特にタイトルの「ときぐすり」。
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最初は、麻之助、生きることが嫌になっているのでは?と思いましたが、何とか大丈夫そうです。 まさに、時間が薬ですね。(ただ、相変わらず忙しそう)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
しかし,お由有の結婚とともにお気楽人間になってしまった町名主の跡取り麻之助は,頼りない怠け者と街の人に評判だが,ここまでこれだけ無理難題を解決してきてそのいわれ様は流石に無理があるのではないだろうか,と思う。 「朝を覚えず」 八木家の支配町に太源という若い医者が越してきた。そしてその太源が自身で調合したよく眠れるという薬を安く売っていて評判になっているという。しかしその薬を飲んで死んだという人が2人も出てきた。どちらも病気だったり高齢だったりしたために本当に薬のせいだとは言い切れないようだ。 「たからづくし」 清十郎が突然姿を消したらしい。親戚筋がこぞって嫁探しを始めて縁談を押し付けようとするのに嫌気が差してということのようだ。清十郎の文机の横の籠に謎の書付が残されており,清十郎の伯父は謎解きをして解けたら清十郎に縁談を迫るつもりらしい。そこで麻之助たちは先に謎を解いて,清十郎に猶予をやろうと考える。 「きんこんかん」 両国橋橋詰の繁華街で可愛い娘たち3人がそれぞれ葭簀張りの小さな店を開いて評判を呼んでいるという。そしてどういうわけか堅物の吉五郎が3人娘と懇意にしているという噂が立っているらしい。吉五郎は養子に入っている相馬家の娘と言う許嫁がいる身であり浮いた噂はよろしくない。麻之助と清十郎が吉五郎を連れて件の店を回ってみると,吉五郎はどの娘も知らないというのに,店の娘たちは吉五郎にだけ試食を勧める。これは一体どういうわけか。 「すこたん」 高橋家支配町の瀬戸物問屋小西屋と茶問屋増田屋のそれぞれの跡取り息子が言い争いを始めたという。菓子を食べる時どちらの店の品がより必要かという不毛な言い争いである。麻之助はその裁定を父から押し付けられる。なんとかその話をやり過ごすと,両家は今度嫁取り争いを始める。どちらが持参金の多い嫁を取れるかというこれも不毛な争いだ。そしてそこにとんでもない嫁候補が現れる。 「ともすぎ」 金貸しの丸三が最近の吉五郎の行動を心配して麻之助に相談に来る。どうも吉五郎は同心見習いの仕事の合間に誰にも告げずに何処かへ消えるらしい。麻之助は清十郎と丸三を伴って吉五郎の跡を付けるが,見失ってしまう。色々苦労して船で市ヶ谷御門の辺りまで行っていることを突き止める。町方の管轄外の武家地で何をしているのかといぶかる。船を降りた先で同じように吉五郎に用があるという武家に出会う。その武家は麻之助たちを引き連れ,徒目付の屋敷を訪れる。 「ときぐすり」 猫のふにが迷子になり麻之助が探していると木の上で烏に囲まれているふにを見つけるも,烏は追い払っても,ふにが高すぎて怖くて降りてこられない。それを救ってくれた滝助という少年は無一文で行くところもないという。しかも江戸に来る前は盗賊の仲間で飯炊きなどをしていたらしい。滝助は悪事には関わっておらず手配もされていなかったが,一味の幹部が江戸に逃げてきているらしく手配書が回っている。そんなわけで滝助の所在を大っぴらにはできず困った麻之助は一人暮らしのむめ婆さんに滝助を預け,息子を亡くしたばかりの袋物職人の数吉に仕事の手伝いに使ってくれるように頼み込む。
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