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サーカスが来た! アメリカ大衆文化覚書 平凡社ライブラリー786
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サーカスが来た! アメリカ大衆文化覚書 平凡社ライブラリー786

亀井俊介【著】

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サーカスが来た! アメリカ大衆文化覚書 平凡社ライブラリー786

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2013/05/13
JAN 9784582767865

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商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2023/12/01

大江か英語学習の本かで紹介されていた。アメリカ文化について、サーカスやターザン、オペラハウス、講演運動、ハリウッドなどをとりあげて説明したものであった。サーカスだけでももっと掘り下げて説明すれば1冊の本になり、文化研究などの本になったであろうと考えると残念である。そうした意味では...

大江か英語学習の本かで紹介されていた。アメリカ文化について、サーカスやターザン、オペラハウス、講演運動、ハリウッドなどをとりあげて説明したものであった。サーカスだけでももっと掘り下げて説明すれば1冊の本になり、文化研究などの本になったであろうと考えると残念である。そうした意味では、この本にあげられた7つの項目について、どれかひとつをとりあげて詳細に文献を調べることによって、アメリカ文化の研究として文化人類学などでも卒論とすることは可能かもしれない。

Posted by ブクログ

2023/05/28

サーカス、オペラ・ハウス、講演運動、ダイム・ノベル、映画など、19世紀アメリカの田舎に住む人びとにとっては娯楽であると同時に”文化”そのものでもあったエンタメの成立と発展の歴史を眺めながら、大衆の欲望に応えて成長してきた20世紀アメリカのポップカルチャーを肯定的に捉え直す。元版1...

サーカス、オペラ・ハウス、講演運動、ダイム・ノベル、映画など、19世紀アメリカの田舎に住む人びとにとっては娯楽であると同時に”文化”そのものでもあったエンタメの成立と発展の歴史を眺めながら、大衆の欲望に応えて成長してきた20世紀アメリカのポップカルチャーを肯定的に捉え直す。元版1976年刊。 既読本では富山太佳夫『シャーロック・ホームズの世紀末』とカバーする年代、トピックなどが近い。あの本のアメリカ版と言うには、白人優位主義への批判精神や弁舌の鋭さが圧倒的に足りないけれど、それぞれジャンルの成り立ちと横のつながり、縦のつながりが簡潔にまとめられていて読みやすくはある。 サーカスからワイルド・ウエスト・ショー、そしてボーイスカウトへと繋がるアメリカ少年の精神史。あるいは、ピューリタニズム的道徳観と下世話な大衆エンタメが矛盾だらけのまま表裏一体になった大衆演劇の世界。差別的な笑いの温床だったミンストレル・ショーが、ブロードウェイに続くミュージカル文化を生んだ皮肉。現在のTEDや、大統領選挙の演説にまでひと続きなはずの”口演”好き。野性と知性の共存を理想にしたヒーロー像に熱狂し、ハリウッドがそれまでの演劇界とは全く異なるスターを生みだした時代。一つ一つの章は独立しているようでいて、20世紀半ばのポップカルチャーの源流となる大河に繋がっている。 著者は1932年生まれ。アメリカが憎き敵国から憧れの対象になり、やがて軽薄な国とみなされるようになるまでをリアルタイムで体感した世代。アカデミックな場ではシカトされてきたポップカルチャーの末端にこそアメリカの本質があり、それを肯定したい、と強く願っていた事情は最後の章でよくわかる。解説の通り、21世紀の読者はこの章を最初に読むべきかも。解説の能登路雅子さんはめちゃくちゃ文章が上手い。

Posted by ブクログ

2017/09/10

映画やテレビ、食べ物やファッションまで、アメリカ文化は身の回りに普通にあるのが当然の世代で、日本文化の方がよほど意識して身につけたくらいだ。この本を読んで、普遍的と思ってたアメリカ文化が、実はピューリタンで真面目で潔癖すぎるアメリカの民衆の意識や行動に深く根ざした、結構ローカルな...

映画やテレビ、食べ物やファッションまで、アメリカ文化は身の回りに普通にあるのが当然の世代で、日本文化の方がよほど意識して身につけたくらいだ。この本を読んで、普遍的と思ってたアメリカ文化が、実はピューリタンで真面目で潔癖すぎるアメリカの民衆の意識や行動に深く根ざした、結構ローカルなものなんだってことを感じた。アメリカが世界唯一の超大国ではなくなった今、アメリカ文化をこうして相対化して見ると、一部地域の文化に過ぎなかったものが世界を席巻したことの不思議さを覚える。この本は1976年に発行されていて、40年も前にアメリカの地域性、田舎性を捉えていた亀井俊介さんという人はすごい。 どのテーマもすごく面白かったが、 「サーカスが来た!」P.T.バーナムとアメリカ博物館に関心があり、それに関しての言及は若干分量が物足りないが、USJとかでやっていたワイルドウェストのショーの原型を知る。(あのショー、日本人にはあまりピンとこないですよね。) 「オペラハウスで今夜」地方の人々が演劇やショーの巡業に大興奮するさまに、宝塚の全国ツアーを思い出した。 「さすらいの教師たち」これ一番興味深かった。大流行したという講演巡業について、最初、講談、スタンダップコメディアンの喋り芸かと思ったが「講演は俗人説教、説教は当時の新聞のようなインフォメーション性の強いもの」というくだりに感心。それとライブスピーチの文化はそういえばTedXもそうですね。 「ガンファイター」「ターザン」ともに文明と自然の狭間を描く。「高貴な自然人」がキーワード。 「ハリウッド、ハリウッド」映画の初期、特許を持った会社の締め付けに反旗を翻した独立派がカリフォルニアに避難してハリウッドを作る。独立派は主として東欧からの貧しい移民で多くがユダヤ人。スターシステムの誕生とかこの辺り「ラストタイクーン」(フィッツジェラルドの原作の方でなく、宝塚の舞台の方)でそうだったのかと思うところ多し。大変興味深い。 トウェインの「ハックの冒険」は大好きな本だが、彼がめぐるあちこちの南部の町で起きる出来事がものすごく興味深かった。この本の後、久しぶりに読み返してみたくなった。

Posted by ブクログ

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