青玉は光り輝く 時間旅行者の系譜

ケルスティンギア【著】, 遠山明子【訳】

• 販売会社／発売会社: 東京創元社
• 発売年月日: 2013/05/13
• JAN: 9784488013097

商品レビュー

2023/09/03

主人公の一人称で本編は書かれてるけど、主人公に感情移入出来ないの「トワイライトシリーズ」と一緒なのよ…。
主人公の親友と守護霊のごときガーゴイルの霊が登場するとホッとする。

2014/10/19

　ルビー（上巻）から続けてサファイア（中巻）へ。伏線を引きまくる展開。
　過去へ戻れるタイムトラベルの力を利用した時間軸のトリックにわくわくします。

　今回は、物語の鍵となる人物「伯爵」の生きる18世紀にタイムトラベルして、夜会に出ることに。「伯爵」はグウェンドリンに対してなにやら企んでいる感じだし、彼の敵で、過去にグウェンドリンとギデオンの命を狙った張本人まで登場します。

　グウェンとギデオンの恋愛事情も、周囲の言葉に振り回されてくっついたり離れたり……。ハッピーエンドだろうとは分かりますがどんなふうに落ち着くのかはらはらします。

　続けてエメラルド（下巻）へ！

2014/04/04

あなたと危険なタイムトラベル。

サンジェルマン伯爵は、悪者なのか。秘密文書の予言は不吉だし、ルーシーとポールはその不吉な予言を成就させないようにギデオンに忠告。ギデオンは完璧にみえて、それでもやっぱり振り回されているよね。グウェンドリンへの想いもうまく扱えていないし、〈監視団〉に疑いをちょっとは持ち始めて、こんなはずじゃなかった、って感じだろうな。とにかく、こんなに次が気になる作品は久しぶり。出会えてよかった。

ところで、グウェンドリンは美人な設定なの？　ちょっとシャーロットが嫉妬というか意地悪を働いていて、これがこの先イイ奴になるのか期待。グウェンドリンの額の三日月って、ハリー・ポッターにおける額の傷だろうか。赤ちゃんの頃になにかあった、みたいな。

ガーゴイルのセメリウスがすごくキュート。こういうマスコットキャラはいいよね。

あとがきにあったファンフィクション、読みたい！　でもドイツ語だよね……三巻目が出ないから自分の想像で書いちゃうの、すごくわかる（笑）