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安倍政権と日本政治の新段階 新自由主義・軍事大国化・改憲にどう対抗するか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 旬報社 |
発売年月日 | 2013/05/13 |
JAN | 9784845113149 |
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安倍政権と日本政治の新段階
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
2014/04/02:読了 「新自由主義(斬新的)、軍事大国化、改憲にどう対処するか」 --- ・保守派でない人の本を読むのは久しぶり ・結構、なるほどということは書いてある が書かれていないことを、どうするかが、実は、 保守化傾向を止めさせることができるかの ポイントなんだと思う。 ①経済をどうするか 今の生活レベルを向上できるか ②アメリカが弱っていくのをどうするか ③日本をたたいて、相対的に上に行こうとする 国々にどう対応するかの
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規模としても、内容的にもこの前に読んだ「渡辺治の政治学入門」の続編に当たる。渡辺治氏は大著主義を克服して、このように薄くて時期に適った本を書くようになった。あとがきで氏は言う。前書で予想していた「自民大連立構想」は民主党への国民の嫌悪が予想を遥かに上回っていたために無くなった。し...
規模としても、内容的にもこの前に読んだ「渡辺治の政治学入門」の続編に当たる。渡辺治氏は大著主義を克服して、このように薄くて時期に適った本を書くようになった。あとがきで氏は言う。前書で予想していた「自民大連立構想」は民主党への国民の嫌悪が予想を遥かに上回っていたために無くなった。しかも、3.11以降の高揚していた運動の力が政治の転換に結びつかなかったことに対しての中間総括が必要だった、と氏は述べている。そういう意味では、12.10-13.3の政治の解説書と言って良いだろう。もちろん、この間に起きた大きな出来事は衆議院選挙での自民党大勝と安倍政権樹立である。 総選挙が示した日本政治の新たな段階を氏は四点に分けて解説している。 一、なぜ自民党は大勝したか。ひとつは、民主党の歴史的大敗。しかしそれだけではない。自民党は得票率の退勢を止めたのである。なぜか、「消費税増税は景気が上がらない限り行わない」という構造改革「漸進」路線をとったからである。小泉は大企業減税も社会保障削減も行う「急進」路線で都市層の支持を得た。しかし、アベノミクスはそれを三本の矢という形でごまかした。得票率は微増した。だから、小選挙区では大勝した。その基盤は非常に弱い。 ニ、保守二大政党制は崩れ、保守多党制の時代に入った。 三、維新の会が躍進した。保守多党制、保守連合政治への傾向が強まった。維新の会は、保守二大政党制の地盤沈下に対する保険である。それだけではない。維新の会は、構造改革「急進」路線の先鋭として、自民党でさえ今では恥ずかしくて言えない「最低賃金制度廃止」とか「公務員身分保障の廃止」も出していた。「自主憲法制定」「TPP交渉参加」などでは自民党を助けている。 四、新自由主義に反対する革新政党が大きくならなかった。小選挙区制やマスコミの影響も大きい。主体的には、革新政党が、構造改革・軍事同盟の路線に対する現実的な対案を(目に見えて)提示し訴えることが出来なかったことも大きい。 氏は新自由主義は「第三期」に入ったという。野放図に追求された第一期、矛盾の激発と運動の圧力で停滞した第ニ期、そしてその巻き返しを狙う第三期である。 この様相は、参議院後に若干修正されてさらに強まっている。氏は大学退官のあとは、9条の会の事務局をはじめ、社会保障制度の「対案」の作成など、実際運動を精力的に追求するようになった。それが、このような以前だったら考えられないような適時な本になって現れている。同時代に生きる我々も走りながら、考えなくてはならない。 2013年11月20日読了 これを読んだあとに、嵐のような秘密保護法をめぐる国会内外の攻防があった。安倍政権はその基盤の弱さ(或いは脆さ)から、牙を隠すのではなくて、寧ろなりふり構わぬ戦法になった。それを迎え打つ国民の方にも参議院選挙を経て新たな展望が生まれた。その攻防の最中に我々はいる。 その考察には、矢継ぎ早に出た次の著作を読まなくてはならないだろう。
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