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現代スポーツの制度と社会的構成 スポーツの地域密着戦略
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現代スポーツの制度と社会的構成 スポーツの地域密着戦略

松野将宏【著】

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現代スポーツの制度と社会的構成 スポーツの地域密着戦略

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東北大学出版会
発売年月日 2013/03/01
JAN 9784861632013

現代スポーツの制度と社会的構成

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2014/07/09

1993年のJリーグの誕生以降、日本のスポーツ組織マネジメントにおいて「これからは地域密着だ!」となってきたことは疑いない事実。しかし、では「地域密着とはいったい何なのか?」という問いへの答えを求める動きは、思いのほか少ない。 例えば、あくまでも「地域密着を実現する」という目的に...

1993年のJリーグの誕生以降、日本のスポーツ組織マネジメントにおいて「これからは地域密着だ!」となってきたことは疑いない事実。しかし、では「地域密着とはいったい何なのか?」という問いへの答えを求める動きは、思いのほか少ない。 例えば、あくまでも「地域密着を実現する」という目的に対する一手段に過ぎない「チーム名から企業の名前を外して地域の名前を付ける」という行為が、あたかも地域密着そのもののように語られたりなどといった歪みが生じているのは、このように「地域密着」という言説が曖昧なままに放置されていることの表れなのではないか。 クラブが「地域のために!地域のために!」とやっていることは必ずしも地域のためになっていないことも多く、クラブに対してネガティブな感情を持っている人々が置いてけぼりにされやすい。つまり、そこで起こっている盛り上がりは「クラブとその考えに共鳴した仲間たち」による内輪での盛り上がりに過ぎない。 だからこそ、本当の意味で「地域密着」を実現するためには、サービスを創出する主体は「クラブとその仲間たち」に留まることなく、より広い視点を持って人々を巻き込んでいかなければならないのではないか。 そのような背景を下敷きとすると、本書の「何をもって『地域密着』とするのかは、それぞれの地域のガバナンス・ネットワークの様相のなかで、クラブと諸ステイクホルダーとの間で共有されていくものである」という観点は見事。 ここには、これからの「地域密着」型クラブの運営を考えていくうえでの重要なヒントが示唆されていることだろう。

Posted by ブクログ

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