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はだかのサイ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | フレーベル館 |
発売年月日 | 2013/04/27 |
JAN | 9784577041024 |
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はだかのサイ
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
見返しから世界に引き込まれる。 サルが後ろで自由にしてたりして、いい味だしてる。 会議のシーンなど、左右のページの使い方が効果的です。 旧版より訳がわかりやすいので、子どもにはこちらかなぁ。 絵も大盤でのびのびしているので、広いサバンナの感じが味わえそう。 ラストににっこり。
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本書は、『モモ』や『はてしない物語』といった児童文学の著者、ミヒャエル・エンデによる絵本であるが(2013年)、元は1988年に岩波書店から、絵がマンフレート・シュリューター、矢川澄子訳で発売されているため、本書は、絵をヨッヘン・シュトゥーアマン、佐々木田鶴子訳による、リテイク...
本書は、『モモ』や『はてしない物語』といった児童文学の著者、ミヒャエル・エンデによる絵本であるが(2013年)、元は1988年に岩波書店から、絵がマンフレート・シュリューター、矢川澄子訳で発売されているため、本書は、絵をヨッヘン・シュトゥーアマン、佐々木田鶴子訳による、リテイク版と思われるが、表紙の絵を見るだけでも、結構印象が違って見え、改めて絵描きさん次第で、物語の印象も大きく変わってくることを実感させられる。 また、本書の迫力ある大きなサイズ感は、広く雄大なアフリカの景色ともよく合っている中で、登場するたくさんの動物たちの、玩具のブロックを思わせるようなカクカクしたフォルムが、どこかユーモラスで、のどかな雰囲気を醸し出しているのが面白い。 そして、そんな雰囲気は、自分勝手で横暴なサイの「ドラサイ」に悩まされている、他の動物たちが皆集まって動物会議を開くことからも感じさせられ、それぞれの意見に対して入るツッコミも印象的な中、そんな空気など全て無視するかのように、自分の知らない所で不穏な計画を立てていると思った、ドラサイの暴れっぷりには、まるで、話し合いになど全く応じずに、すぐ武力行使へと走る、どこかの権力者のようでもあり、そこから醸し出されたのが、ある種の人間不信のようにも思われたのには、却って憐れさも感じさせられ、私の気持ちとして、憎しみ以上に見ていてやるせないものがあった。 やがて、そんなドラサイと関わりたくないと思ったのか、他の動物たちは、皆、遠く離れた土地へと引っ越してしまい、残ったのは、独裁者ただひとりのみ・・・いや一羽だけ、ウシツツキの「ツンツン」が残っており、彼のせいでおこぼれにあやかれなくなったツンツンは、一つ、策略を実行するのだが、そこでのドラサイの姿がまた、自分のことを気遣ってくれているようで実はそうではない、裏切り者にまんまと乗せられている感が、とてもやるせなくて、そんな皮肉を込めて彼を讃えた言葉が、結果として、彼自身の首を絞めることにもなる(まるで表紙の絵のように)。 しかし、そこをエンデは、身も蓋もない終わり方にはせず、未来に灯ったささやかな希望を、ユーモラスに包みながらも見出せるものにしているのが、また印象深く、そんな彼の優しさこそ、実は、いつの世界に於いても必要な、とても大切なことなのではないかと感じられた反面、ドラサイの心の闇を、無意識に彼自身に痛感させるといった皮肉もやってのけてみせるのが、エンデたる所以でもあり、それらに潜ませた優しさと厳しさの両面から、是非、己自身の素顔に気付いてくれといった思いが、今の時代にも存在する、無慈悲な争いを引き起こす権力者たちの心にも届いて欲しいと、願わずにはいられなかった。
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自分の考えが1番正しいと思ってみんなを追払いら銅像になったサイ。 銅像の中から抜け出たサイはどうなった?
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