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お姉さんはCA フランス書院文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | フランス書院 |
発売年月日 | 2013/04/25 |
JAN | 9784829619285 |
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お姉さんはCA
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商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
せっかくの設定が活かし切れておらず展開が単調
前作『最高の個人授業』では珍しく(唯一?)ヒロインが3人登場したものの、基本的には1人ヒロインを信条とする作者がその基本に立ち返った作品。ヒロインはCAただ一人である。 そして、タイトルの『お姉さん』は単に年上の女性を指しているのではなく、確かに「お姉さん」である。しかし、...
前作『最高の個人授業』では珍しく(唯一?)ヒロインが3人登場したものの、基本的には1人ヒロインを信条とする作者がその基本に立ち返った作品。ヒロインはCAただ一人である。 そして、タイトルの『お姉さん』は単に年上の女性を指しているのではなく、確かに「お姉さん」である。しかし、この「お姉さん」としての存在が作中の大半を占めており、CAらしい場面は序盤と終盤にしか訪れない。もっとも、高校1年生になったばかりの主人公がCAを追っかけて飛行機に搭乗してばかりというのも現実的ではないために致し方ないとは言えるのだが、その分を地上に降りたCAがコスプレよろしく制服のまま主人公と会うことで多少なりとも補おうとしているのかもしれない。 しかし、本作では例えば作者の「黒本」デビュー作である『僕だけの未亡人義母-こんな衣装を着せないで』に見られるようなヒロインの困惑や葛藤、あるいは抵抗といった要素が皆無なため、全編を通して似たような官能が続く印象である。淡泊な夫(CAは人妻でもある)では得られなかった、獣欲とも言える激しい快楽をもたらし、開花させてくれた主人公に対して、当初の密戯を重ねる最高のパートナーから次第に愛情めいた想いまで育むようには変化していくヒロインではあるが、最初からタガが外れているような感じでもあるため、許されぬ関係を続けることへの背徳と憂いから解放に至るような劇的変化は見られない。 少なくとも過去作品においてその路線は執筆済みだから今回はちょっと角度を変えて……との思いを作り手としては巡らせたのかもしれないが、であるならば、夫の目をかいくぐって秘密のスリルをもっと共有するような、それこそ夫がまだ起きている部屋のすぐ隣で貪り合うような淫らなシチュエーションと変化がもっと欲しかったところである。濃厚な情交描写が延々と続くいやらしさはあるのだが、テイストがどうにも同じなため、こってりラーメンを何杯もおかわりさせられているような食傷感もあったことは否めない。
DSK