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中堅・中小企業のための業績管理の鉄則:MaPSの法則
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中堅・中小企業のための業績管理の鉄則:MaPSの法則

田村和己, 小谷清【著】

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中堅・中小企業のための業績管理の鉄則:MaPSの法則

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 同文舘出版
発売年月日 2013/04/24
JAN 9784495198619

中堅・中小企業のための業績管理の鉄則:MaPSの法則

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商品レビュー

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2018/06/13

本書は月次決算、原価管理、予算管理、経営計画などの導入や改善を検討している経営者や中堅管理職にそのポイントを解説した業績管理の入門書。各ステップにおける問題点やポイントが具体的にあげられており参考になった。また原価計算制度や予算管理制度の構築において実務上考えられる問題点が鋭く指...

本書は月次決算、原価管理、予算管理、経営計画などの導入や改善を検討している経営者や中堅管理職にそのポイントを解説した業績管理の入門書。各ステップにおける問題点やポイントが具体的にあげられており参考になった。また原価計算制度や予算管理制度の構築において実務上考えられる問題点が鋭く指摘されており、筆者の経験の深さが書面を通じて伝わってきた。中小企業の経営コンサルタントに従事する職業会計人には必読であろう。 P113 最後に、明確にルールを定めておくべきことは部門個別費及び部門共通費以外の本社管理部門や開発部門などの費用、いわゆる本社費の配分である。これら本社費を各部門の業績指標である売上高、粗利益、貢献利益、営業利益のどの尺度で配分するのか、年間一律にするのか、月次ベースで変動させるのかはよく議論になるテーマである。 この問題を討議すると、各部門長による議論が沸騰して結論をなかなか出せないこともある。 この問題の絶対的な正解はないが、あえて言えば前年度の部門別の人件費実績に基づき、年間一律で共通費を配分することが実務上は最も適切であると思われる。会計理論的には、人員数や取引件数、粗利益等さまざまな尺度を用いてウェイト付けを行い、最適な配分比率を決めることが推奨されていることが多く、事務負担能力を加味しながらこのような比率を用いている会社もあるが、中堅·中小企業の場合、本社管理部門費等の実際の発生原因が何であるかを見極めることは作業上不可能に近く、それを追求するよりも最大のコストである人件費に着目し、「人を増やせば経費も増える」との一般的な原則により、人件費一本で配分することが実務上は適切なことが多いのである。使い古された言い回しだが、「シンプレ·イズ·ベスト」とはいつの時代も変わらないものなのである。 P160 5 新規投資の撤退ルールを作る 投資の意思決定ルールと同様に重要なのが、新規の投資案件に関する撤退基準である。これは、次章で解説するM&Aや新規事業への進出でも重要なポイントとなる。 撤退基準とは、投資累計や赤字累計がいくらになったら投資の継続をあきらめ、撤退を開始するかという基準である。具体的には、先に述べた回収期間法などにより投資の有無を決定する際に、回収予測が外れ、売上が伸びない等の理由により赤字が続いたり、投資だけが継続したりする場合、どのタイミングで損切りを行うかに関する取決め(例,赤字累計が○億円を超えた場合、投資を中止し、撤退する)を、あらかじめ決めておくのである。 なぜこのような悪い結果を最初から予測して基準を作るかというと、経営者や経営幹部は自ら行った投資案件に対する責任感や思い入れが強く、赤字が予想以上に続いたとしても、いつか状況が好転するのではないかという期待を抱いたまま投資を継続する傾向があるため、会社の存続に関わるような事態に陥る前にこのような投資をストップするためである。 これは日本人の特性かもしれないが、「戦う前から負けることを考える奴がいるか!」という考え方を持っている方が割合多く、これまでの経験上も撤退基準の策定については否定的な会社が多いのが事実である。しかし、経営者や経営幹部の私情がからまず、客観的に判断できる段階で、あらかじめ撤退基準を定めておくのが投資で大きな失敗を起こさない唯一のコツであり、必ずこれを入れた上で投資の意思決定を行うようおすすめする。 P166 4 各種会議を効率化する 業績管理制度の整備が進み、予算管理が行われる頃になると、必ず出てくるテーマが各種会議の多さである。役員会や常務会、部課長会議や、業務連絡会議、その他各種プロジェクト会議が毎日のように社内のどこかで行われている会社が多いのではないだろうか。 会議を行う場合、会議資料づくりや根まわし、調整などの事前準備作業があり、これらに費やす時間が実際の会議時間を上回ることもある。単なる報告会議や伝達会議はコミュニケーションを高める上で有用だが、それに費やされるコストを上回るだけの効果が得られているか疑問である。逆に、そのような会議は事業活動のスピードを下げる要因にもなっているため、マイナス効果も含めて会議の必要性を検討すべきである。 これまでに中堅·中小企業を含め、さまざまな会社の会議に参加してきたが、主催する経営幹部や管理者の自己満足や安心感のために行われていると思われる会議や、似たようなテーマであるにも関わらず参加者が若干異なるなど、別々に開かれている会議もあるため、会議が効率的、効果的に行われているかどうか、自己点検を行う必要がある。

Posted by ブクログ

2014/10/20

中小企業における業績管理の手法や導入方法について述べた本。読んでいて誰向けに書いたのかがわからなくなる。経営者なのか、経理なのか、管理職全般なのか、読者が誰かによって読み手が知りたいことが変わってくるはずだ。テーマによってポイントが変わっており、コンサルタントの経験を順番通り書い...

中小企業における業績管理の手法や導入方法について述べた本。読んでいて誰向けに書いたのかがわからなくなる。経営者なのか、経理なのか、管理職全般なのか、読者が誰かによって読み手が知りたいことが変わってくるはずだ。テーマによってポイントが変わっており、コンサルタントの経験を順番通り書いただけのように感じる。 内容は悪くないが、下手。

Posted by ブクログ

2013/08/11

自分自身がこの三年ほどの間に、自社で取り組んできたことが、まんま整理されて描かれているような内容だった。 もっともっと周りを巻き込んで、底上げをしながら進めなくちゃいけないんだな。

Posted by ブクログ

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