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ゆうじょこう
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ゆうじょこう

村田喜代子【著】

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ゆうじょこう

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2013/04/26
JAN 9784104041046

ゆうじょこう

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商品レビュー

4

42件のお客様レビュー

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2024/02/02

遊廓の日常とイチの日記。淡々とほとんどイチの感情のブレがないので穏やかな気持ちで読了。女の世界なのに嫉妬も意地悪もなく花魁も頼もしい存在。 イチの目を通してみる遊廓の世界は全然参考にもどんな暮らしをしていたかも分からないが不幸さは感じられなかった。

Posted by ブクログ

2021/05/01

 大きなものはなぜか畏敬の対象である。  海の上にほっかりと浮かんだ島のような雲。  波の上に半身を浸けて溶け崩れゆく夕方のお天道。  イチが手を合わせるものは、その他にはない。 (P.88)

Posted by ブクログ

2019/06/27

明治時代、鹿児島硫黄島の海女の娘イチは、熊本の廓に遊女として売られた。 貧しい家の借金のカタに売られた女達の悲哀と勇気の物語。 質のいい廓とはいえ、借金のカタに自分を売る女達の暮らしは哀しく辛い。 朝に皆で行く風呂、女紅場という学校で、文字や数字について学んでいたという事実には...

明治時代、鹿児島硫黄島の海女の娘イチは、熊本の廓に遊女として売られた。 貧しい家の借金のカタに売られた女達の悲哀と勇気の物語。 質のいい廓とはいえ、借金のカタに自分を売る女達の暮らしは哀しく辛い。 朝に皆で行く風呂、女紅場という学校で、文字や数字について学んでいたという事実には、救われるものがありました。 健気なイチの、故郷の言葉で綴られる日記が趣深いです。 日記を綴ることを勧め、イチを見守っていたお師匠さんの鐵子さんが素敵。 2人の花魁など、たくさんの魅力的な女性が登場します。 生きていくためとはいえ、更なる借金をするために、娘に会うことも無く帰って行った父、その父に会えると思い、僅かな小遣いから郷へお土産を買っていたイチ達のシーンに胸が苦しくなりました。 最後は遊女達の勇気に拍手です。 タイトル、表紙、どれもしっくりきます。 良い出会いでした。

Posted by ブクログ

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