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漢字再入門 楽しく学ぶために 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2013/04/25 |
JAN | 9784121022134 |
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漢字再入門
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良書。漢字について少し考えたことがある人なら、一度は疑問に思ったことについて、一通り説明をしてくれる。 漢字は何種類あるのか? 漢字の字形に正しい字形はあるのか? 漢字にはどうして様々な読み方があるのか? 筆順はどうして生まれたのか? 部首とは何なのか? 常用漢字とは何か? この...
良書。漢字について少し考えたことがある人なら、一度は疑問に思ったことについて、一通り説明をしてくれる。 漢字は何種類あるのか? 漢字の字形に正しい字形はあるのか? 漢字にはどうして様々な読み方があるのか? 筆順はどうして生まれたのか? 部首とは何なのか? 常用漢字とは何か? このあたりの6つの話題が取り上げられる。 個人的には、とめ・はね・はらいの字形と、筆順の教育に対する筆者のスタンスが好きだった。 歴史的に遡ると、「正しい字形」「正しい筆順」なるものは存在しないという結論になる。「木」という文字一つとっても、有名な書家でも縦画をはねて書いた人は多くいるし、書道字典によっては、むしろはねている方が多かったりするもののもある。 筆順についても、「右」と「左」の書き順がお隣の中国では、どちらも横画から書く例を挙げて、必ずしも正しい筆順などないことが示される。私たちがよく学校で習い、この部分何画目でしょうというクイズが出される筆順は、1958年(昭和33年)刊行『筆順指導の手びき』によるものであるそうだ。終戦直後の漢字改革にあって、教育現場の混乱を避けるために文部省が作った指針のようである。それがいつしか「正しい筆順」として権威をもつようになったのだそうだ。 いずれにせよ、字形と筆順に、こうでなくてはいけないという決まりはない。ただ、筆者は、文字が他人に何かを伝えるために生まれたものである。だからこそ、「土」と「士」、「末」と「未」のように、点画の長さや位置で意味の変わってしまうものは、しっかりと書き分ける必要があるし、歴史的に能率的だと考えられた筆順の知恵については敬意を払う。そのうえで、ただ一つの正しい字形と筆順に拘らずに、読みやすく、伝わりやすい字を書くことが大切だと言う。 筆者は、最後に、創作漢字コンクールと、「萫」と書いて「ハーブティ」とふりがなを振っていたカフェを例に出して、これからも新しい漢字が生まれるかもしれないということまで言っている。漢字について、その成り立ちの歴史をしっかりと理解したうえで、どこまでが許容されるべきで、どこは違っていてはいけないのか。そうしう漢字に対する心構えを身につけれる一冊だった。 学校現場等で、子どもの漢字指導に関わる人には、特に、ぜひとも読んでほしい本である。
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確かに再入門である。齢五十年有余年を重ねてなお漢字についてこれ程知らないことがあったとは衝撃である。 文と字の違い、会意と形声、意符の成立ちなど、この本を手に取らなければこんな大事な事を知らずに生を終えるところだった。
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図書館で借りた。 部首とはどのように決められているのか、子供の頃解決しなかった話に興味を持ち開いたが、イマイチ納得できる説明はなかった感触。 ただ、小学生で学ぶ漢字がまとまってたのは、収穫。復習した。
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