シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

川瀬七緒【著】

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2013/04/20
• JAN: 9784062182867

商品レビュー

2025/08/27

女性の死体が貸倉庫から発見された。
岩楯と今回の捜査の相棒月縞は、法医昆虫学捜査官の赤堀に協力を依頼し事件の操作に乗り出す。
そして虫の生態から殺害場所を突き止めるがそこは予想外の場所で……

今回は前回に比べると赤堀の出番は少なめだったかなぁ。最初と最後に出番があった感じ。最後は岩楯のピンチを虫で救う場面もあったが、前回のような心情の親密さは薄かったかなぁ。
それよりは警察側の捜査に焦点が当てられていた印象。
この本に書かれている虫の知識を得る度に、虫がもたらす情報の多さに驚かされる。また、書かれてから10年程経っている今ならば更に情報が増えているのではないことも思う。そんな期待すらもある楽しい作品。とりあえず図書館で全て借りて、また文庫本で買おうかなと真剣に思う作品。

キーワード
田舎、トンボ、心臓、人形作家、イケメン、ハエ、保護区にしていると狩られて絶滅する

2025/08/11

サブタイトルに「法医昆虫学捜査官」てあるんだけど、ズバリ、この捜査官の活躍譚とは、なっていないところが、面白いよね。主人公の刑事さんとその相棒君も個性的で、私の好みのタイプ。「法医昆虫学捜査官」ていう職業(?役職?)が、ホントにあるのか、知らないけど、専門家の知識は、ぶっ飛んでるんだなぁ、と思ったし、そこに興味が持てれば、お近づきになれたら、面白いんだろうなぁと、なんか、あまり現実感を持てないけど、そう思った。

2025/06/30

前作より虫が沢山出てきて、より詳しくって感じだったので、昆虫に興味ない自分にはやや退屈してしまう部分もあったけど、普通に楽しく読めた