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インフレで私たちの収入は本当に増えるのか? デフレ脱却をめぐる6つの疑問
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ダイヤモンド社 |
| 発売年月日 | 2013/04/20 |
| JAN | 9784478024348 |
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インフレで私たちの収入は本当に増えるのか?
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商品レビュー
3.3
8件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
2013年、アベノミクスによるインフレターゲット政策が華々しく始まった年に、元日銀・現JPモルガンの為替専門家である佐々木融氏が書いた本。 当時、「デフレをインフレにすれば景気が良くなる」という単純な図式が信じられていた。しかし本書は、金融政策の実務に精通した著者ならではの視点から、この俗説に真っ向から疑問を投げかけたのがこの本だ。 そして2026年の現在、円安とインフレは実現したものの、果たして私たちの暮らしは豊かになっただろうか。 特に秀逸なのは「疑問1」で示される、日銀がお金を「配れない」という事実だ。金融緩和は私たちの財布に直接お金を入れるわけではない。 もともとインフレターゲットはもともとニュージーランドを筆頭にインフレ抑制策で導入されたもので、日本のようなインフレを目指した政策としては珍しいものだったが、貨幣価値を棄損させるという意味ではインフレになり円安になったので成功したと言えよう。 しかし、もともとデフレをインフレにすれば景気が良くなるものではなく、需要が乏しいからデフレなのであって、需要が上がらなければインフレになっても景気が良くなるはずがないのだ。医療の現場では肺炎に使うペニシリンも喘息発作に使うステロイドの注射薬も今は手に入りません。理由は医薬品の原料はほぼほぼ海外からの輸入で円安かつ日本の保険薬価は安すぎるから、そんな安い値段では海外から医薬品原料を輸入出来ない状態になっている。 今回はどの政党も消費税減税など手取りを増やすような策ばかりでているが、 消費税を導入している国はたくさんあるが景気がどこも悪いわけではない。 そして税収がなければ国は何もできないのだ。 国債をどんどん発行すればよいとはいえ、その国債は未来の誰かが償還する必要がある。 貨幣をどんどん発行すればよいという事も同様で 国債は誰も返さないとわかれば価値はなくなるし、貨幣も価値がなくなるとなれば(その貨幣に対しては)物価がどんどん上がっていくのだ。 実際、日本の税収は2024年までの5年間で17兆円近く増えたが、米ドル建てで見ると10%程度減少している。 円安対策といっても外貨準備高の範囲でしかできない。日本が保有する外貨準備は限られており、1100兆円以上の現金・預金を保有する家計がインフレに気づき、わずか10%でも外貨建て資産にシフトすれば、110兆円の円売り圧力となる。これは外貨準備高118兆円では到底対応できない規模になっている。 インフレとは物の価値が上がることであり、裏を返せば貨幣の価値が下がることだ。著者は、「私達の財布のお札は私達の資産であり、インフレによる日本銀行券の価値下落は、私達の資産の価値下落に他ならない」と喝破する。 「自国通貨安は日本にプラス」という議論も、日本が貿易黒字国で輸出競争力があった時代の遺物にすぎない。今や円安で日本自身が窮乏化しているのが現状だろう。 ではなぜ需要が増えないのか、 筆者は、日本経済の停滞にとって最も重要な問題は年金制度だと考えている。 メディアを中心にこれだけ盛んに、老後は満足に年金が受け取れない、などと脅されると、消費や投資を行う意欲を削がれてしまう。 高齢化に加えて少子化が進む状況下で、満足な年金がもらえないのは仕方がないだろう。それよりも、将来的にもらえる年金がしっかりと把握できて、不安を感じないような状況を確立するべきだ。でなければ、日本人は安心して消費や投資を増やせないという意見は正解だろう。 本来の課題は「デフレ」ではなく、その原因たる「(製品やサービスに対する) 需要がない」ことであり、政策の主要テーマは「需要の創出」だ。 日本の家計が保有する金融資産の半分以上は現金・預金であり、需要が増えない中でインフレ率だけ上昇したら、経済的弱者の生活は悪化し、貧富の格差は拡大する。と書いている。 いや、歴史家磯田道史に言わせれば日本は世界の中でずっと貧乏な国で、豊かになったのはここ100年程度との話しだ。 そうなればもと来た道に戻るだけなのだろうか。 本書は平易な言葉で書かれているから読みやすい。 かつて高橋蔵相は、「公債が一般金融機関等に消化されず、発行公債が日本銀行背負い込みとなるようなことがあっては、これは明らかに公債政策の行き詰まりであって、その結果としては、所謂悪性インフレーションの弊害が現れる」と警告を発した。そして1936年2月26日、高橋蔵相は暗殺されたのである。後に軍部はさらに暴走し、膨張する軍事費を賄うために、国債が野放図に発行されることとなった。その結果はどうなったか。 残念ながら、もと来た道より前に暴走した歴史は繰り返すのかもしれない。
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「インフレで私たちの収入は本当に増えるのか?」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51853972.html
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現在の金融政策では、収入は増えない。以上!ってのが、わりと冒頭で結論付けられますw それ以降は日銀や銀行のオペレーション、為替に影響する購買力平価や経常収支の話しがず~~っと続きます。 特に後者は事前知識がないと、読んでても意味がわからないでしょう。 私としては読んでて面白かったですが、タイトルと内容が一致してなかったですね。 よって、☆2としました
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