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レオナルド・ダ・ヴィンチ 人体解剖図を読み解く とんぼの本
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2013/04/18 |
JAN | 9784106022432 |
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レオナルド・ダ・ヴィンチ
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レオナルド・ダ・ヴィンチ
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
レオナルド・ダ・ヴィンチという天才が我々バイオメカニクスの先人であったことを実感。その観察眼と三次元での可視化にまで努力したことを知り敬服。
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レオナルド・ダ・ヴィンチの好奇心と観察力はすごい。防腐処理がない時代に解剖するのは並大抵の努力ではない。しかも精緻なスケッチをしながらである。 ただこの頃の画家や彫刻家は人体を描く上でひとの筋肉の走行などを解剖によって学び、その作品のリアリティに迫っていたようだ。 ダ・ヴィ...
レオナルド・ダ・ヴィンチの好奇心と観察力はすごい。防腐処理がない時代に解剖するのは並大抵の努力ではない。しかも精緻なスケッチをしながらである。 ただこの頃の画家や彫刻家は人体を描く上でひとの筋肉の走行などを解剖によって学び、その作品のリアリティに迫っていたようだ。 ダ・ヴィンチの大動脈起支部のヴァルサルバ洞に関するスケッチと血流の記載は、時代を先駆ける能力を持った彼らしい観察眼と考察力を正面している。
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借りたもの。 レオナルド手稿の、人体解剖図に焦点を当てた一冊。 2018年上野・国立科学博物館で行われた特別展『人体 神秘への挑戦』( http://jintai2018.jp )で展示されていた《『解剖手稿』より頭部断面、脳と眼の結びつき部分》についての解説を読みたくて、読了。...
借りたもの。 レオナルド手稿の、人体解剖図に焦点を当てた一冊。 2018年上野・国立科学博物館で行われた特別展『人体 神秘への挑戦』( http://jintai2018.jp )で展示されていた《『解剖手稿』より頭部断面、脳と眼の結びつき部分》についての解説を読みたくて、読了。 手稿全てが実体験の人体解剖を写実的に描写したものではなく、古代・中世・ルネサンス期までに唱えられた説に基づいた創造の解剖図なども混じっていることを指摘。 実際、《頭部断面、脳と眼の結びつき部分》は、脳の部分が空白で、薄っすらと変な3室が描かれていた。これはアヴィセンナ『人体内蔵図』やガレノス(古代!)を基にしていて、実際の解剖図では無かったかめらしい。 寧ろ、解剖の機会を得る前のイメージトレーニング的なもののようだ。 また、これら手稿はレオナルド個人の(作画のための)研究目的ではなく、解剖学知識をまとめ公刊したいと望んでいた可能性を指摘。その恩恵は〈人類〉へと向けられていたと……! 今でこそMRIやCTによって、生体内部を理解できるが、当時はそうはいかない。胎児は子宮内では肺呼吸しない等、所々合っている点があることに、レオナルドの鋭い観察眼が見て取れる。 時々ツッコミを入れる著者の文体は、今ドキ風で面白い。同時に、レオナルド手稿における先進性やちょっとした間違いを発見してドキドキ・ワクワクしていることが分かる。
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