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惜日のアリス
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惜日のアリス

坂上秋成【著】

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惜日のアリス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2013/04/12
JAN 9784309021799

惜日のアリス

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商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

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2018/03/30

引用 「信じるのだ、信じるのだ。現在が私をどれほどに否定したところで、過去に刻まれた美しい言葉は消え失せない。幻であろうとも、私はそれを愛と呼ぼう。」

Posted by ブクログ

2016/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙の中村明日美子さんの絵を見て購入を決定して、さらっとあらすじを読んだのだけれど、そんなものぶっ飛ばす勢いで、私の思いもよらないところにお話は向かっていって、ちょっと必死に読んだ。ちょっと必死ってどんなだ、と思いながら。 古ぼけて時代から置いて行かれたような映画館で仕事をしている"私"は仕事の上司であり、映画館のオーナーであるおばあさんに怒られては杖でぶたれる日々。そんな私が心から喜びを感じるのは仕事終わりの事務室でくつろぐおばあさんのそばで机に向かい一心不乱にノートに言葉を書きつける時間だった。私はそれをおばあさんに見てもらい辛辣な、それでも言葉に対して真摯な彼女の言葉を受け取り、親愛を高めていく。そんなおりちょっと体調を崩し一週間の無断欠勤をしてしまった私はやっと動くようになった体で向かった映画館でおばあさんから「新しい人を雇ったから来なくていい」と言われてしまう。荷物を取りに向かった事務室で仕事を終えた新人の男に私は提案を持ちかけられる。"一か月の半分をあんたが出勤してくれないか""おばあさんだってそうして欲しいって思ってるけど、自分からは言い出せない人なんだ""どうしてこんなに親切かって?同じ言葉を綴る同志だからさ"そう答えた彼は熊のような体つきに似合わず詩を書くのっだといった。そうして知り合った二人はゆっくりと言葉と"芸術"を語り合いながら距離を縮めていくのだが… という前半から、私の前を去っていった彼との生活から十数年後に話は流れる。そのころ私はビアンとして恋人とその娘と暮らし、塾の講師をしながら小説を書き、ネットを使って朗読を放送する生活をしていた。 手に入れた平穏に落ちてきた"元カレ"が私の生活に編み込まれて起こる変化とは… 表紙の三人がメインかと思って読み始めたのでちょっと面食らうはじめ。読み終わって、ああ、これは終わりから後の、現在の箱舟が打ち上げられた場面なのかなぁ、と。面白い文体で、好みは分かれるかも知れない。私は好き。

Posted by ブクログ

2013/08/29

文学を志す登場人物の設定が、いかにも作者の頭の中に人工的に創り上げられた感があって、読むのつらかった。

Posted by ブクログ

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