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縄張図・断面図・鳥瞰図で見る信濃の山城と館(4) 松本・塩尻・筑摩編
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縄張図・断面図・鳥瞰図で見る信濃の山城と館(4) 松本・塩尻・筑摩編

宮坂武男(著者)

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縄張図・断面図・鳥瞰図で見る信濃の山城と館(4) 松本・塩尻・筑摩編

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 戎光祥出版
発売年月日 2013/04/01
JAN 9784864030830

縄張図・断面図・鳥瞰図で見る信濃の山城と館(4)

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2013/05/16

買ってしまった。8190円也。これがあと7巻ある。最近ちょっと山城に興味を持っただけの自分のような人間が手を出すような本じゃないと思わないでもないが、まあ聞いてくれ。 このシリーズでは、長野県内の山城と城館1300余りを著者がすべて現地調査し、縄張り図と鳥瞰図と断面図を描き、わか...

買ってしまった。8190円也。これがあと7巻ある。最近ちょっと山城に興味を持っただけの自分のような人間が手を出すような本じゃないと思わないでもないが、まあ聞いてくれ。 このシリーズでは、長野県内の山城と城館1300余りを著者がすべて現地調査し、縄張り図と鳥瞰図と断面図を描き、わかるかぎりの史実を紹介している。とんでもない大業績だ。ネットで検索して紙面の画像を見てほしいが、ほんの小さな城跡にも付された詳細な縄張り図と往事の城館の風景を高い画力で再現した鳥瞰図は、戦乱の世に苦労してそこに館を築き、生きた人々がいたことを強く強く想起させる。どんな小さな城館でも誰かが何かしらの思いを持って土塁を盛り、堀を割り、石垣を積んだのだ。 簡単に調査というが、山城だからしっかり登山のつもりで入らなければならない峻険な場所も多いし、藪や樹木、落ち葉で覆われていたり、消えかかっているような遺構もある。あとから訪ねるわれわれのような人間にとって本書がどれだけ助けになるかわからない。繰り返すが、1300余。著者を神とあがめる山城好きの気持ちもわかる。 1300もあれば県民なら必ず近所にいくつもの城跡を見つけられる。そもそも身近にそんな史跡があったこと自体に驚くが、著者が必ずそこを訪れて綿密な調査をしていることに改めて思いいたると慄然としてしまう。歴史の研究にとってはもちろんのこと、ここに暮らす住民にとっても至宝の業績である。 ぼくなんか最近になって山城おもしろいなと思い始めただけの素人だけど、長野県の山城について調べ始めれば必ず本書の底本になった『図解 山城探訪』にあたることになるし、この本でほぼ事足りてしまうことはわかっていた。ただ、この本は限られた数しか作られず、今回復刻されるまでは図書館で閲覧するしかなかった。それが手元に置いておけるようになったのだ。至宝を。 強いて注文を付けるなら、ハードカバーにしてほしかったところ。内容を見れば8000円は安いくらいだけど、単純に本としてみれば高い方なわけだし。毎月1冊ずつくらい買いそろえていきたい。

Posted by ブクログ