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未亡人喫茶 双葉文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2013/04/12 |
JAN | 9784575515770 |
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未亡人喫茶
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シンプルでストレートなオトナ男女の恋
相変わらず表紙カバーから作風がイメージできないのだが、少なくとも未亡人が集う喫茶店の話……ではない。 昔ながらの純喫茶を継いだ主人公と、そこに現れた謎の美女とのシンプルでストレートなラヴストーリーが軸である。一目惚れした主人公なので、どうやって距離を縮め、告白しようかという...
相変わらず表紙カバーから作風がイメージできないのだが、少なくとも未亡人が集う喫茶店の話……ではない。 昔ながらの純喫茶を継いだ主人公と、そこに現れた謎の美女とのシンプルでストレートなラヴストーリーが軸である。一目惚れした主人公なので、どうやって距離を縮め、告白しようかという悶々とした心情が大半を占めるが、ここに純喫茶の近くにある病院に勤める新人ナースや、やはり近所の洋品店の娘にして主人公の幼馴染み、あるいは珈琲豆を扱う商事会社の女社長や、取材に訪れた雑誌記者といったサブヒロイン達が絡んでいく展開である。 では、どこが未亡人喫茶なのか?となると、純喫茶を手伝うこととなったメインヒロインが未亡人なのであり、この純喫茶に現れたのにも理由と背景があるということである。 サブヒロイン達との絡み方は、単に情交要員もいれば話の展開で重要な役回りもいてバラエティ豊か。様々なシチュエーションで営まれる束の間の交わりが濃密に描かれいる。そして、その合間に主人公と未亡人との恥じらいながらもオトナの恋が少しずつ進展していく良さがある。終盤では思わぬすれ違いも起こるのだが、そこにはメインヒロインの、未亡人としての矜持と気持ちを整理する過程が盛り込まれており、否定された(と思い込んだ)主人公の再度の奮起(ここでは女社長の妖艶かつ貪婪な後押しもある)も含め、きちんと手順を踏んでから新しい愛を育む姿勢には好感が持てる。 こうした流れから2人の結ばれるのが最後の最後になってしまい、締めの官能としては物足りないのだが、仕事も有能でかつ清楚で高潔で恥じらいも残す美女という未亡人のキャラが最後までブレないため、奥ゆかしい中にも真っすぐな愛情を上乗せした情交が読後感の良さに繋がっている。
DSK