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東日本大震災の人類学 津波、原発事故と被災者たちの「その後」
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東日本大震災の人類学 津波、原発事故と被災者たちの「その後」

トムギル, ブリギッテシテーガ, デビッドスレイター【編】

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東日本大震災の人類学 津波、原発事故と被災者たちの「その後」

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 人文書院
発売年月日 2013/03/29
JAN 9784409530436

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商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

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2015/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 トム・ギルら編者は、2年の歳月を経てこの歴史的な大震災をようやく冷静に見つめることが可能になったのではないかと考え、「大震災という非常事態のなか、被災した個人や共同体が何を選択し、(中略)文化的な持続性がどのようにはたらき、また革新的変化がどのように起こったのか」を本書で明らかにしようと試みる。  被災現場で支援を拒む人々の実態とその理由に鋭利に迫る「支援を拒む人々」、被災者たちがボランティアの援助を受けながら、いかに自尊心を守ったかを分析する「ボランティア支援における倫理」、現役の学生によって設立された「Youth for 3.11」への長期参与から、若者の視点からの震災と彼らの活動の動機と社会意識に言及する「3.11と日本の若者たち」など、本書には「人類学」という方法論に照射された、10通りの「3.11」が収録されている。  本書では、長期にわたり日本に住む外国人が多く筆を執る。異邦人であり同胞である彼らが語る言葉は、貴重な日本(人)論として耳を傾ける価値がある。

Posted by ブクログ

2013/11/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

トム・ギルほか編『東日本大震災の人類学 津波、原発事故と被災者たちの「その後」』人文書院、読了。本書は外国人日本研究者たちによる震災と復興の現場を記録した。人類学の観点から各人が被災地に赴き出逢った人々やその生活についての論集。帯の「3・11は終わっていない」が印象的。 共同体への憧憬は「ふるさと」というイデオロギーにすぎないのは自明だが、これが瞬時に壊れた時、何が進行するのか。ためにする論評は不要だが、日本人研究者の見落としがちな襞に著者たちは分け入っていくが、外から初めて見えるものがある。 宗教(学)との関係では、ネーサン・ピーターソン「がれきの中の祭壇 大震災を経験した岩手県での信仰習慣の順応」を所収。震災があぶり出す日本人の宗教性の個人的・集団的を追跡する。「自分の手で記念碑を建てた」被災者が多いと記す。  http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b108281.html 3・11被災地での徹底したフィールドワークを基にした民族誌。 ~ 大災害を乗り越える日本の文化的伝統と同時に革新的変化の兆しをみることができる。

Posted by ブクログ

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