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21世紀アメリカの喜劇人
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | スペースシャワーブックス/スペースシャーワーネットワーク |
発売年月日 | 2013/03/28 |
JAN | 9784906700486 |
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21世紀アメリカの喜劇人
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
・映画でどんなジャンルが好きかと聞かれれば、ほぼ迷わずにSFとアクションと答える。コメディーなど、ロマンスもの同様、そんなジャンルもあったっけねえという程度の認識でしかないつもりだった。だが、なぜかこの本に反応してしまった。ベン・スティラーが載っていたから、と言うのと、「アダム・...
・映画でどんなジャンルが好きかと聞かれれば、ほぼ迷わずにSFとアクションと答える。コメディーなど、ロマンスもの同様、そんなジャンルもあったっけねえという程度の認識でしかないつもりだった。だが、なぜかこの本に反応してしまった。ベン・スティラーが載っていたから、と言うのと、「アダム・サンドラー」を「ウィリアム・サドラー」と勘違いしたからというのが原因。トロピック・サンダーやキック・アス、そしてジム・キャリーのミニ・コントが大好きな自分は、実はコメディ・ファンなのではないかという気もする。 ・本書はコメディアン単位で、そのバックグラウンドや出演作品への解説をしている。自分にピンと来るのは上述の通り、ベン・スティラーやジム・キャリーぐらい。でもアメリカでもコメディアンには人気が出るまでの母体としてお笑い番組があり、日本もそれには大きな影響力を受けているということが分かったし、そこで活躍しているプロデューサーや脚本家がいるのは日本と同じ構図ということも分かった。 ・「躁状態の笑いの裏に、ファンタジックな『エターナル・サンシャイン』で垣間見ることが出来る暗い顔を(ジム)キャリーは持っている。彼は私生活では長年鬱病と戦い続けているのだ。(P56)」 この一文にグッと来てしまった。同時に思ったのは、やはり情報というのはコンテクストだなと。例えばこの情報、wikipediaなんかでサラリと見ただけだったらグッとはこなかっただろう(ちなみに実際には日本語版のwikipediaにはこの情報は載っていない)。 ・「この作品(トロピック・サンダー)を通じてすっかりスティラーと仲良くなったロバート・ダウニー・ジュニアは『彼こそは現代のチャップリンだ。俺は彼にアカデミー賞を獲らしてあげるために脚本を探している』とインタビューで語っている。(P180)」 ・そう言えば、この本に触れるまで忘れていたが、かつて小林信彦の「喜劇人に花束を」を読んでいたことを思い出した。実は伊東四朗と植木等も好きなのだ。 ・本書のことは週刊文春の新刊紹介で知った。
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英米のコメディ映画が日本で当たらない昨今。笑いが国境を超えない現実を憂う声もありますが、私は日本の笑いも英米の笑いも両方楽しめて得な気分です。多様性は素敵。 長谷川町蔵さんと山崎まどかさんの映画評がとても新鮮だったので、二方の映画本が出たら必ず買うようにしています。紹介している映...
英米のコメディ映画が日本で当たらない昨今。笑いが国境を超えない現実を憂う声もありますが、私は日本の笑いも英米の笑いも両方楽しめて得な気分です。多様性は素敵。 長谷川町蔵さんと山崎まどかさんの映画評がとても新鮮だったので、二方の映画本が出たら必ず買うようにしています。紹介している映画は、よく被るのですが、何度読んでも幸せなので良し。日本に上陸していない映画も平気で紹介されていています。(ハロルド&クマー見たいぞ!) アパトーギャングがきちんと高評価になっていて安心。熊系の、のっそりした面々は見ていて安心するよなあ。
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表紙写真もタイトルも地味でまじめそうで損してるんじゃないかと思うけど、すごくおもしろくて読みごたえがあって、ものすごく勉強になった! 観たい映画に付箋貼っていったら付箋だらけに。 最近のアメリカのコメディ映画の流れとか、知らないことばっかりだった。アダム・サンドラーが帝王だった...
表紙写真もタイトルも地味でまじめそうで損してるんじゃないかと思うけど、すごくおもしろくて読みごたえがあって、ものすごく勉強になった! 観たい映画に付箋貼っていったら付箋だらけに。 最近のアメリカのコメディ映画の流れとか、知らないことばっかりだった。アダム・サンドラーが帝王だったこと、今はジャド・アパトーが帝王だってこと、サタデーナイトライブの歴史、テレビのコメディのこと、ポスト・ウディ・アレンなクリエイターたち、などなど、とてもためになった。あと、ティーン・コメディ、ロマンティック・コメディについても書いてあるところもよかった。 最近のコメディ映画のクリエイターたちは、無頼派とか型破りとかじゃなくて、文化系草食系で普通人が多い、っていう傾向にも好感。 大人になりきれない大人たちが仲間と一緒に楽しく、でも真剣につくってる、っていう感じがしていいな、と。
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