青い光に魅せられて 青色LED開発物語

赤崎勇【著】

• 販売会社／発売会社: 日本経済新聞出版社
• 発売年月日: 2013/03/27
• JAN: 9784532168513

商品レビュー

2021/12/18

青色LED開発でノーベル賞を受賞した赤崎先生。松下電器の研究所や名古屋大学で研究をされてきたそうです。2014年のノーベル賞では日本人の方３名が受賞されてごっちゃになってしまっていたのですが、赤崎先生の具体的イメージが湧いてきて良かったです。

2016/05/17

ノーベル物理学賞受賞者・赤崎勇　名城大学教授の自伝です。
先生の生い立ちから現在の研究まで綴られています。
･1952年：京都大学卒業、神戸工業（現富士通テン）入社
•1959年：名古屋大学へ
•1964年：松下電器産業（現パナソニック）東京研究所へ
•1981年：二度目の名古屋大学へ
•1992年：名古屋大学退官、名城大学へ

2014/11/21

　青色LEDでノーベル物理学賞に選ばれた3人のうちの1人が今回の著者だ。開発に至るまで、いろいろあったようだ。それでも、「タフな材料へのこだわり」、「我ひとり荒野を行く」といったように成果がすぐに出なくてもあきらめることなくコツコツと積み重ねていった結果、あの鮮やかな色のイルミネーションが街を彩るようになった。

　今回の本は、あのNHKの経営委員で著書が批判されるとキレキレになりやめれない止まらないと言う方の書いた本ではないので安心して読める。

　大学や企業で研究を重ねてきたが、そのたびに「招き猫」がいて研究のサポートをしてくれたと言う非常に「持っている」方だなと思わずにはいられない。

　コラムでは、海外に行った時のエピソードが書かれている。海外に行くたびにハプニングに遭うがそのたびに助けてくれる人がいて助かったり、それだけでなくその後も長い付き合いをしている方もいると言ういい話が載っている。

　人がやらないことをやり続けるには「信念」や「神経の太さ」がいるのかな。