KAMINOGE(vol.16) 世の中とプロレスするひろば 桜庭“ヌルヌル事件"全告白!!

KAMINOGE編集部(著者)

• 販売会社／発売会社: 東邦出版
• 発売年月日: 2013/03/23
• JAN: 9784809411175

商品レビュー

2018/10/29

桜庭和志、秋山ヌルヌル事件の真相を語る。
総合格闘技界も相当腐ってる…。
それならプロレスの方がまだわかりやすい(苦笑

2013/09/04

『桜庭和志、最初で最後の全告白！！』

まず第一に、私は桜庭和志選手のファンです。
2006年大晦日のあの事件、忘れたくても忘れることはできません。
あの事件後に著された桜庭選手の著書を何冊か読んでいますが、やはり嫌な記憶なのでしょう、あの件にはあまり積極的に触れていませんでした。
相手選手の名前もおそらく意図的に記述していなかったり。

今回のこの巻頭インタビューで、あの事件はやっぱり組織ぐるみだったのかという確信が強まりました。
事件当時、ネット上ではそういう意見もあったにせよ、何故かほぼそういった指摘がなされていなかったように思います。
試合映像やその周辺情報から考えると、そういう見方があって当然と思える状況だったのに。

それに翌年の三崎選手とあの選手との試合の裁定も不満でした。
同時に不自然に思えました。
後だしジャンケン的なあの裁定がなければ、あの選手の実力を素直に認められる人は多かったと思うし、これは穿った考えかもしれませんが、ここまで格闘技人気が冷え込むこともなかった気がします。
自分はあそこで冷めてしまった部分がありました。

こういった行為自体もですが、非格闘技ファンに桜庭選手のことを話すと、この事件のことがほぼ間違いなく口に出されるのが非常に腹立たしいのです。
こっちは忘れたいのに。
いまだにネット上で「ヌルヌル」などという言葉を被害者当人に浴びせる心無い人間のいることも悔しいです。

あの選手のことを多分自分は一生応援することはないでしょう。
あの選手のトランクス、道着のスポンサーにお金を使うこともしないでしょうね。
最近ファッション誌の表紙などであの選手を見かけるようになりましたが、やめてくれと正直思います。

で組織ぐるみでこんなことをしたと思われるその組織は、因果応報という言葉は使いたくないですが現在あの有様ですよ。
それ以前から胡散臭かったですけどね。
当時の国内格闘技ブームが今考えると過剰なものだったのかもしれませんが、ここまで市場の冷え込んだ原因のいくつかは、この事件とこの組織にあるんじゃないですか。
もちろんこの組織が中心になってブームを作ったということは否定しませんが、自らの手でそのブームの寿命を縮めたように思えてなりません。

残念ですね。