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戊辰繚乱
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2013/03/29 |
JAN | 9784103336617 |
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戊辰繚乱
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商品レビュー
3.4
10件のお客様レビュー
会津藩士であり、池田屋事件の後に松平容保が新撰組に派遣した山浦鉄四郎を主人公とする。 正史と言われる歴史では、一般的に薩摩、長州などは、英雄のように評されるが、どうなのだろうか。 一面では、英雄的な側面はあろう。 会津、奥州、越後長岡をあそこまで、殺戮する必要はあったのか。
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幕末、新選組ものに恋愛を取り込んだもの。 山浦鉄四郎と中野竹子、会津藩を中心に物語は進んでいく。 会いたくても会えない二人。 恋愛よりも、己の志の方が大事な時代。 歴史小説としては、少し浅い印象。 恋愛ものとして読むと少し切なくなる。
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多少漫画チックなところも多いけれど、多少途中のキャラ変が過ぎるところもあるけれど、多少登場人物が多すぎるかなと思うけれど、いろんなところで関係者と出会いすぎだろと思うけれど、それでもいくつかの欠点を補って余りある壮大な幕末ラブストーリーであった。時は歴史の転換期、幕末。会津藩に身...
多少漫画チックなところも多いけれど、多少途中のキャラ変が過ぎるところもあるけれど、多少登場人物が多すぎるかなと思うけれど、いろんなところで関係者と出会いすぎだろと思うけれど、それでもいくつかの欠点を補って余りある壮大な幕末ラブストーリーであった。時は歴史の転換期、幕末。会津藩に身を置く鉄四郎はふとした偶然で出会った竹子と恋仲となり・・・という物語だが、前半の浮ついた調子から後半の目を覆いたくなるような惨劇への展開が、劇的な効果を盛り上げる。戊申の疫、という舞台設定も天野さんらしい目の付け所だ。やがて会津藩は破れ、すべてが終わり、体制が変わり、鉄四郎の人生も変わった。そこで彼が見つけたものは、それでもやはり新しい「時代」の到来だったのだろう。否が応でも「青嵐の譜」を思い出してしまった。天野さんはこういうのが似合う。記録よりも記憶に残る作品(笑)。
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