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ママと叔母は僕を甘やかしすぎる フランス書院文庫
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ママと叔母は僕を甘やかしすぎる フランス書院文庫

芳川葵【著】

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ママと叔母は僕を甘やかしすぎる フランス書院文庫

定価 ¥733

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院
発売年月日 2013/03/25
JAN 9784829619223

ママと叔母は僕を甘やかしすぎる

¥330

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2013/08/07

タイトル通りの甘くて安心印な王道展開

タイトルの「ママ」は義母につき血縁はないが、「叔母」は父の妹につき血縁がある。最終的には大学生主人公を巡って軽い奪い合いを演じる2人のヒロインだが、結末としては和解するというか、強気だった叔母が義母の真意を見て改心するような、そんな、甘くて優しい作品である。 想いのベクトル...

タイトルの「ママ」は義母につき血縁はないが、「叔母」は父の妹につき血縁がある。最終的には大学生主人公を巡って軽い奪い合いを演じる2人のヒロインだが、結末としては和解するというか、強気だった叔母が義母の真意を見て改心するような、そんな、甘くて優しい作品である。 想いのベクトルとしては、どちらかと言うと「叔母 → 主人公 → 義母」といった感じ。亡くなった実母への遠慮から義母には距離を置いてしまい、入学を機に上京したものの、いろいろと上手くいかない都会生活に思い悩む主人公が、やって来た義母に、これまで鬱積していた諸々を思わずぶつけてしまうことから話は始まるのだが、肉欲にまで至るアプローチとしては少々違和感を覚えるものだった。作者お得意の慈愛に満ちた義母ではあるのだが、やや無茶振りにも思える主人公の迫りを受け止める心情としては少々ぎこちない印象である。義息との背徳を憂う割に、主人公を慮ってのこととはいえ、出てくる言葉が肯定的だからかもしれない。 しかし、叔母の登場が雰囲気を変える。義母より5つ若い32歳という設定でもあり、むしろ姉っぽく振る舞うところが生来の勝気な姉御肌と合致して展開に勢いを与えている。一見厳しくあたっているようでありながら、その実は現地妻よろしく主人公を溺愛しているのも可愛らしい。義母の登場と密戯の発覚によって奪還とばかりに発奮する叔母だが、これにより義母にも「ママ」としての想いをさらに深くさせてしまう、その火付け役にもなっているところが皮肉めいていて良かった。 確かにタイトル通りの甘やかされっ放しな主人公との許されざる関係に困惑しつつも得られる悦びに抗えない義母の情交が大勢を占める官能要素だが、しっとりとした品の良さで義息を慈しみながらも、責められては思わず喘いでしまう淫らさがメインの前半と、ある出来事から心を解放し、叔母への対抗心をスパイスに箍を外していく貪欲な後半とで違いを出しているのは好材料。叔母とのシーンがもう少しあっても良いし、お尻は余分かな?と思わないでもないが、終盤では絶頂を迎える場面も幾度かあって、官能描写は総じて良好である。

DSK