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最後の決戦 沖縄 鉄の暴風が打ちのめした90日間の死闘 光人社NF文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 潮書房光人社 |
発売年月日 | 2013/03/21 |
JAN | 9784769827788 |
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最後の決戦 沖縄
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p57 搭乗員たちは、若かった。飛行服に、白いマフラーをし、どことなく幼い顔を、きりっとひきしめていた。そばに寄って来て、搭乗員に頭をなでられた子供は、飛び上がって、はしゃいだ。 p65 軍隊の根本議は、与えられた兵力で、敵に勝つために、身命を賭して最善をつくすことではないか。...
p57 搭乗員たちは、若かった。飛行服に、白いマフラーをし、どことなく幼い顔を、きりっとひきしめていた。そばに寄って来て、搭乗員に頭をなでられた子供は、飛び上がって、はしゃいだ。 p65 軍隊の根本議は、与えられた兵力で、敵に勝つために、身命を賭して最善をつくすことではないか。 p75 うまく陣地ができないからと、投げ出してみたとしても、軍司令部に不信感を抱いたとしても、敵はかならず、やってくる。もう選択の自由はなかった。戦わねばならなかった。この緊迫感と使命感が、いやおうなしに、彼らを急がせた。 p77 そのころ、沖縄に赴任するということは、本土の目で見ると、死ににいくのと同じであった。島田部長は、内務省の要請を受けたとき、「おれは死にたくないから誰かやればいいじゃないか、といえるものでない」といって承諾した。 沖縄県庁に入った島田知事は、五分刈りの頭で、庁員を前に、簡潔な着任の挨拶をした。戦場にのぞむ県庁職員としての心構えを説いたものだったが、庁員の誰もが、「この知事となら死ねる」 と感じ、新知事の人柄と態度に感動した。 p117 戦場では、ミスの少ないものが、ミスの多いものに勝つ、といわれる。人間がすることだから、ミスはつきものだが、戦いの経過の中で、どこでそのミスであったことに気付き、判断を正しい軌道にのせるかが、問題である。 p118 明鏡止水というか、こだわらず、いつもひょうひょうとして、心を澄ませることに努力していた禅僧そのままの姿であって。 p163 「現地部隊が酢酸を開始したあと、このような電報を打つのは、はなはだ干渉に過ぎる。現地には責任ある軍司令官がいる以上、干渉まがしいことは大本営は慎むべきだというのが私の信念だ」 p186 「特攻(神風)は、有効であった。よく彼らは、あそこまでやったものだ。彼らにたいし、賞賛と経緯を惜しまない」そして、付け加えた。 「しかし、私の口からは、あの命令は下したくない」 p237 それは、こういう玉砕覚悟の、あるいは成功率の少ないむずかしい戦闘で、最後まで一糸乱れず敢闘した部隊は、決まって部隊長に、人間として部下の敬慕を集めていた人がいた、ということである。 少人数ながら米軍の上陸地点付近に布陣し、綱渡りのような困難な戦いを戦いながら主陣地に後退してきた賀支隊長も、そうであった。伊江島の地区隊長井川少佐も、そうであった。 p318 「あれだけの激烈な国内戦をしたのに、負傷者が、いま、ほとんどいないのを、不思議に思われませんか。そうです。怪我をした者は、全部死んだのです。破傷風。手当でができない。ちょっとした傷でも、すぐに破傷風になった。
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