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自然災害と民俗

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 森話社 |
発売年月日 | 2013/03/09 |
JAN | 9784864050487 |
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自然災害と民俗
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
東日本大震災の2年後に書かれた本。日本各地に伝わる、自然災害にまつわる民話、伝承を紹介している。 地震、津波、雪崩、台風など様々な自然災害と共にその地で生きてきた人達による、自然への畏れと感謝が入り交じった話ばかりだ。他の国でもこうした話はたくさんあるだろうが、日本のものはより...
東日本大震災の2年後に書かれた本。日本各地に伝わる、自然災害にまつわる民話、伝承を紹介している。 地震、津波、雪崩、台風など様々な自然災害と共にその地で生きてきた人達による、自然への畏れと感謝が入り交じった話ばかりだ。他の国でもこうした話はたくさんあるだろうが、日本のものはより多彩なのかもしれない。狭い国土で火山国であり、複雑な地形の中で暮らしてきたからこそ、こうした伝承にも多彩に反映されたのかと思いながら読んだ。 伝承には迷信の類いもある。しかしまさに「先人の教え」と言えるべきものが多い。本書で紹介された中では、地震のあと波が一斉に引いた所に打ち上げられた魚介類を喜んで捕りに行ってはいけない、という話が印象的だった。引いた波の後には大津波が来て、魚介を捕っている人々を飲み込んでしまう、その警告を発している。
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県立図書館の「地学」の棚に入っていた一冊ですが、内容的には「民俗学」が自然災害を扱った一冊。 ”災害”という「非日常」を、”習慣・風俗”という「日常」に落とし込んでいた昔の人々の経験が、非常に丁寧な分析と分かりやすい文章で解析されていた一冊。 地すべり・津波・やませ、などなど...
県立図書館の「地学」の棚に入っていた一冊ですが、内容的には「民俗学」が自然災害を扱った一冊。 ”災害”という「非日常」を、”習慣・風俗”という「日常」に落とし込んでいた昔の人々の経験が、非常に丁寧な分析と分かりやすい文章で解析されていた一冊。 地すべり・津波・やませ、などなど地学・地理用語として知られてる(ようで知られていない)言葉が「地域の習慣・因習」という言葉で解説しうることが丁寧に語られる。 本から「学習」すべき内容もそれなりに多い一冊。しかし、それ以上に地域ぐるみで災害の経験からの学びを「習慣化」し日常にどう取り込むべきか、その例を感じられる一冊だった。 興味深い一冊だった。
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