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理想だらけの戦時下日本 ちくま新書
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理想だらけの戦時下日本 ちくま新書

井上寿一【著】

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理想だらけの戦時下日本 ちくま新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2013/03/07
JAN 9784480067111

理想だらけの戦時下日本

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商品レビュー

3.1

12件のお客様レビュー

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2020/10/31

朝ドラで’’戦時下の庶民生活’’がえがかれていたので手に取った。この本は戦時下といっても、太平洋戦争に突入する前の日中戦争時代の、国民精神総動員運動に端を発した、ラジオや映画・体育・日の丸と君が代などに絞っており、アメリカから経済封鎖されて太平洋戦争に突入した後の極端な窮乏は示さ...

朝ドラで’’戦時下の庶民生活’’がえがかれていたので手に取った。この本は戦時下といっても、太平洋戦争に突入する前の日中戦争時代の、国民精神総動員運動に端を発した、ラジオや映画・体育・日の丸と君が代などに絞っており、アメリカから経済封鎖されて太平洋戦争に突入した後の極端な窮乏は示されていないので、全く物足りなかった。いつ日中戦争が終わるかわからない、いったい日中戦争は何の目的で続けてるのかぴんと来ない厭戦気分の蔓延は感じられたが。とにかく本のタイトルに偽りアリ。唯一、上流階級で構成されている愛国婦人会と、庶民階級で構成されている国防婦人会の、お互いをけなす面は、戦時下だろうといつの世も女性グループてこうなっちゃうのね、という現象を垣間見れたが。

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2018/11/05

テーマは、国民精神総動員運動。 (戦前日本史の3部作) 戦前昭和の社会 7FS210.7イ 市立210.7イ 戦前日本の「グローバリズム」 県立 8F社会科学319.1イ 市立319イ 戦前昭和の国家構想 講談社選書メチエ 県立 8F社会科学311.2イ 市立311イ 大学文庫3...

テーマは、国民精神総動員運動。 (戦前日本史の3部作) 戦前昭和の社会 7FS210.7イ 市立210.7イ 戦前日本の「グローバリズム」 県立 8F社会科学319.1イ 市立319イ 戦前昭和の国家構想 講談社選書メチエ 県立 8F社会科学311.2イ 市立311イ 大学文庫311.21I57

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2018/09/26

さっくり読める戦前史、本書は1930年代後半で発生した「政府と国民の息が合わない」という致命的な現象について、精動運動という道具立てで解説していく一冊。 7章「ファシズム国家になれなかった日本」は引用が多いもの読み応えがあったが、ここでの引用元2冊を読んだほうが早いのではないか...

さっくり読める戦前史、本書は1930年代後半で発生した「政府と国民の息が合わない」という致命的な現象について、精動運動という道具立てで解説していく一冊。 7章「ファシズム国家になれなかった日本」は引用が多いもの読み応えがあったが、ここでの引用元2冊を読んだほうが早いのではないかと考えるとちょっとパンチが弱い。共産主義についての記述もほとんどなく、これもちょっと違和感があった。 あとがきで「日本を、取り戻す」という標語を「過去の日本を取り戻す」と解釈しているところは著者自身の傾向を表しているように見えて(現在において失われている対象ではなく、失われた対象を「過去」に直観的に求めているように見えて)少し「興味深い」 というのも、安倍首相もそういう意味で言っているわけではない点が明らかであるのだから。 精動運動よりも下方平準化というキーワードで掘り下げたほうが読みやすいし面白かった気もしないでもない。そのほうが農民や庶民は、下方平準化というある意味では共産主義的な「理想」を欲しつつ、民主主義も追い求めるという「青い」国だったことがよくわかりそう。

Posted by ブクログ

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