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うちは精肉店
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 農山漁村文化協会 |
発売年月日 | 2013/03/08 |
JAN | 9784540122224 |
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うちは精肉店
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商品レビュー
4.4
19件のお客様レビュー
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栃木裕さん著作の「屠蓄のお仕事」と合わせて読んだ。こちらは肥育兼屠蓄兼販売を行っていたご家族のお話で、屠蓄に関して共通する部分もあればまた少し違ったものもある。 本橋成一さんのモノクロ写真に真摯な言葉で文章が綴られている。あとがきの「七代にわたって、いのちと関わり続けてきた北出さんの家族はとてもやさしい」とあるけれど、そんな家族と出会って会話して写真に収めてきた本橋さん自身もまたやさしい人物で、この職業にも真摯に向き合っているように思う。 とある海外リアリティ番組で繁殖農家・肥育農家・屠蓄について描かれた回があった。豚を購入して繁殖させて育てて肉にする。産まれた子豚がたくさん死んでしまう一方でその他の豚が肉になるために死ぬ。複雑だ・悲しい…と語る農業歴4年ほどの男にベテラン農家の男が「それなら二倍愛せるね(豚を)」と言って笑っていた。 この本の巻末インタビュー内で本橋さんもそれに似た話をしてくれている。ベラルーシで出会った豚育てプロのおばあさんが「この豚はうんとかわいがったからうまいよ」と言っていたと。屠蓄に関しては、肉となる生き物にだけ「いのちがある」とよく強調されているけれど、「いのちに関わる人がいる」ということも忘れてはいけないんだなあ。 同じく巻末インタビューでは北出家の七代も続く家業について語られている。生きていくため、家族を養っていくための仕事の大変さ、苦痛や喜び。 頂く命に感謝することはもちろん大切だけれど、この本でまずは世界を知る・人を知る・仕事を知るということも同じくらい大切だと思う。
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京都・新風館にあるカフェoyoyで見つけた『うちは精肉店』(本橋成一)。 この本が図書館にて「児童書」として分類されていた事に最初は少し驚いたけれど…… 「「子どもにとってかなりインパクトのある事だから」と避ける事ではないよな」と読んでて思いました。 ただただ食べるだけでは「この食べ物があるおかげで、生きる事ができている」という事がわからない。 ご飯を食べる前に「いただきます」と何故言うのかがよくわかる一冊で、 大人にとっても重要だと思いました。 以下「!」と思った文達です。 ❶ 屠畜は、特殊なハンマーで牛の眉間を叩いて気絶させることからはじまります。屠場には、張りつめた空気が流れます。新司さんがハンマーをふりおろした瞬間、牛のからだがくずれ落ちます。牛を食べるために、いのちをいただき、そしてそのいのちを生かす仕事。それが、屠畜です。 ❷ 「どういう肉がいちばんおいしいと思いますか?」と新司さんにたずねてみました。すると、「牛にしてみれば、自分の肉に等級をつけてほしいと思って生きてたわけじゃないからね。」といって笑いました。 ❸北出精肉店には、屠畜した家畜のための獣魂碑があります。この獣魂碑は代々受けつがれてきたもので、いつもお花が供えられています。「人は、いのちをいただくことで生かされている。牛の肉が人のからだになる。生きるということは、いのちをつなぐということ。だから牛に感謝し、誇りをもってこの仕事をしてきたんだ。」そう、昭さんが話してくれました。 ❹人は、食べものとしての肉をみると「おいしそう」といいますが、牧場で草をはむ牛をみると「かわいい」、その牛が屠畜される場面になると「かわいそう」という。食べものとしてのおいしそうな肉がどのように、だれがつくってくれているのか、そこのところが、いまの社会ではなかなかみえないですね。
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【図書館】知らない現場を写真を通して見られる絵本です。こういう仕事をしてくださる人がいるから私たちは美味しいお肉が食べられる。そして、食べられるために育ってきた牛たちにも感謝をして頂かないといけないと改めて思わせられました。『生きるとは命をいただくこと』忘れません。
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