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60年代日本SFベスト集成 ちくま文庫
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60年代日本SFベスト集成 ちくま文庫

アンソロジー(著者), 星新一(著者), 筒井康隆(編者)

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60年代日本SFベスト集成 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2013/03/08
JAN 9784480430427

60年代日本SFベスト集成

¥330

商品レビュー

3.2

12件のお客様レビュー

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2024/05/25

星新一がこれでもかと”セックス”を連呼する「解放の時代」から始まり、哲学が盛り込まれ何が何やらついていけなかった荒牧義雄「大いなる正午」で終わるSFアンソロジー。 手塚治虫「金魚」「そこに指が」は漫画を巧く使ったアイデア作。 既読作品ではあるが石原藤夫「ハイウェイ惑星」二人の掛け...

星新一がこれでもかと”セックス”を連呼する「解放の時代」から始まり、哲学が盛り込まれ何が何やらついていけなかった荒牧義雄「大いなる正午」で終わるSFアンソロジー。 手塚治虫「金魚」「そこに指が」は漫画を巧く使ったアイデア作。 既読作品ではあるが石原藤夫「ハイウェイ惑星」二人の掛け合いが面白い。続く、山野浩一「X電車で行こう」もハイスピードな電車とジャズをうまく掛け合わせていて、ジャズのライブを見ているかのような疾走感が生まれている。 この頃の日本のSFはアイデア重視というか、皆、惜しげもなく派手な技(切ないお話も含め)を繰り出している。

Posted by ブクログ

2023/05/15

筒井康隆らしい、新機軸を巧みに導入した短編を集めた選集だった。ただ、筒井の悪い癖である構成が重視され、理論偏重になっていたきらいがなかったとはいえない。 当時新しかった新機軸でも今では使い古された手法の1つとなっていたものもあり、時代を感じた。とはいえ収録作品はどれも瑞々しく読み...

筒井康隆らしい、新機軸を巧みに導入した短編を集めた選集だった。ただ、筒井の悪い癖である構成が重視され、理論偏重になっていたきらいがなかったとはいえない。 当時新しかった新機軸でも今では使い古された手法の1つとなっていたものもあり、時代を感じた。とはいえ収録作品はどれも瑞々しく読みごたえがあり、SFの領野はこれほどまでに拡げることができるのかと驚いた。若く野心的な一冊だった。

Posted by ブクログ

2022/08/11

60年代に書かれたsfなんて今更読んでも面白くないだろうという偏見を吹き飛ばす、珠玉の作品たちが勢ぞろいの短編集。時代の雰囲気を映した重めの作品と、人を食ったようなスラップスティックで皮肉な作品が半々くらいで収録されている。 筒井康隆の解説もしっかりと書かれているので、先にそちら...

60年代に書かれたsfなんて今更読んでも面白くないだろうという偏見を吹き飛ばす、珠玉の作品たちが勢ぞろいの短編集。時代の雰囲気を映した重めの作品と、人を食ったようなスラップスティックで皮肉な作品が半々くらいで収録されている。 筒井康隆の解説もしっかりと書かれているので、先にそちらを読んでから本編を読んでもいいかもしれない。 個人的に面白かったのは以下。 わがパキーネ(眉村卓)、渡り廊下(豊田有恒)、ハイウェイ惑星(石原藤夫)、終わりなき負債(小松左京)、機関車、草原に(河野典生)

Posted by ブクログ

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