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わたしを変える“アートとファッション" クリエイティブの課外授業
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PARCO出版 |
発売年月日 | 2013/03/01 |
JAN | 9784865060072 |
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わたしを変える“アートとファッション"
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わたしを変える“アートとファッション"
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
VACANTの講座を収録したもの。内容は「90年代以降のクリエイティブファッション」「ヨーゼフ・ボイスと社会彫刻」「奈良美智と村上隆が越えてきたもの」「雑誌『オリーブ』をめぐって」「大竹伸朗とその周囲」で、この5つの切り口がとても良かった。 全員女性が語っている、というのも「わ...
VACANTの講座を収録したもの。内容は「90年代以降のクリエイティブファッション」「ヨーゼフ・ボイスと社会彫刻」「奈良美智と村上隆が越えてきたもの」「雑誌『オリーブ』をめぐって」「大竹伸朗とその周囲」で、この5つの切り口がとても良かった。 全員女性が語っている、というのも「わたし」にとってはとても身近に感じられた。 「この一冊に込められたさまざまな知識の断片は、とぎれとぎれで、小さいかもしれない。けれども小さなかけらだからこそ、気づいたときには誰かの心の内側のどこかに、しっかりと組み込まれていくことが出できる。そして、それを受け止めた人たちがそれぞれの日々を営んでいくうえで、そのかけらはいつのまにか大きく育っていて、何かを変えていく可能性がある。」
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原宿VACANTで行われた講座を書籍化したらしい。 「オリーブ少女」の展覧会は、金沢21世紀美術館で昨年見たので、非常にリアルタイムな話が満載。 ヨーゼフ・ボイスの話が面白かった。 人生後半のエコ活動、自然保護活動はあまり興味はないのですが、 彼の作品でアプローチしているモチーフや考え方が個人的に凄く好み。 脂を使った作品などは、ちょっとマシュー・バーニーを思い出した(マシュー・バーニーは蝋ですね)。 ヨーゼフ・ボイスが日本に来訪した際の話を聞くと、やはりその当時の日本は遅れていたんだな、と感じる(遅れている、という表現は好きではないけど、そうとしか思えない) 敗戦からやっとのことで高度経済成長期、バブル時期を迎えた日本だから仕方ないとはいえ、ヨーロッパ・ドイツで過ごしたボイスは既に、そうしたバブル・物質的主義を通り抜けて、新たなステージにいたんだな、と感じた。 あとは、村上隆と奈良美智についての章も楽しみにしていて、それなりに面白かったんだけど、私には奈良美智がなぜこんなに人気があるのか全くわからない。本人は好きだし、絵もかわいらしいとは思うけど、 そんなに安直に受け取ってよいの?と疑問に思う。確かに絵画的手法としても素晴らしいらしいけど、日本の若手層ではエモーショナルな受け止め方しかされてない気がする。今回の章でもハッキリと奈良さんに対しての批評はされていない。美術批評を買って読んだけど、それも同じだったな。ちゃんとした奈良美智論を読みたいですね。 あと、オリーブ少女とか個人的に全くわからず、あのまたの名をアキバ系・またの名をサブカル系の、「レース」「可愛い」「ひらひら」とか、全然理解不能だったのですが、今回この本を読んで少し理解が出来ました。 「考えてみれば、少女たちだけがひっそりと閉じこもった密室的世界は、「ひらひら」を生起させる磁場として、ふさわしかったかも知れない。何故なら「ひらひら」には、リボンやフリルのゆれる動きがその典型であるのだが、絶えず境界を移動させる自在さはあっても、宙空高く飛翔する自由さはないのだから。ゆり動かされた動きには、間もなく静まる時が訪れるのだ。なにしろ、ふとした身じろぎや、風の戯れで起こる「ひらひら的」な動きは、幻に似たはかなさを性としてをり、肉体のひろがり、自由への憧れは表現してはいても、それらは、所詮、「束の間の夢」であり、「虚なるもの に過ぎない。それだからこそ、「ひらひら」は、実利と結びつかぬ少女たちの憧れや実態を持たぬ幼い媚態と、見事に照応試合、交響し合ったのであろう。そして、目に鮮やかな「リボンとフリル」の動きと、おだやかな「繭の中のまどろみ」が、矛盾なく重なり合う「少女の時」の不思議さは、こうして出現することになる。 (本田和子「異文化としての子ども」ちくま文芸文庫) 本田さん、初めて読みましたが文章が魅力的で的を得てますね。
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