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ミャンマー開国 その経済と金融
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 金融財政事情研究会/きんざい |
発売年月日 | 2013/03/01 |
JAN | 9784322121896 |
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ミャンマー開国
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
最近激アツのミャンマー。まさか天然ガスがあるとは知らなんだ…そして95%という識字率の高さも意外だった。中国はここにきてもたっぷり存在感を示している。コンパクトで全体が把握できる書物でした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ミャンマーの将来性と問題点について書かれた本 本書は非常に読みやすく、分かりやすい。初心者向け。 人口ピラミッドは、1990年代は、40代後半が少なく若年層を大半を占める、途上国の多産多死タイプから、徐々に公衆衛生の改善や、医療の発達により成人人口の増加した多産少死へ移りつつある。人口年齢の中央値も28歳と若く、ベトナムやインドネシアと同程度。ラオス(21歳)、カンボジア(23歳)よりは年齢は上だが。若年層の厚みが特徴。人口年齢の中央値28歳は、1970年の日本にあたる。 人口ボーナス指数のピークも2040年と、まだまだ高度成長は続く。 識字率が95%と高く、教育水準は高い。識字率の男女差も少ない。ただし、中等高等教育については、まだ大きな課題。合わせて情報インフラも課題。 今後、有望視されているのは観光業で、現時点ではミャンマー旅行者数は30万人と他の東南アジア諸国よりも少数。観光業のGDP比も3.2%と低い水準。旅行者の44%は陸路。現在南北経済回廊、東西経済回廊に力を入れており、インフラなど整備されれば、仏教遺跡、インレー湖などへ訪れる人も増える。 経済回廊とは、国境を越えた輸送インフラ整備の推進。 ミャンマーの対外経済関係において、中国との結びつきは強い。ベトナムと国境を接するチワン族自治区、雲南省を中心に、人民元圏化が進んでいる。 銀行が行政傘下で、中央銀行が財政歳入庁の一部署であり、独立性確保に問題があるとIMFに指摘されている。財政赤字を貨幣化、補填を行っている。そのため、まだまだ金融は未熟な状態。インフレも激しく、なかなか設備投資もしにくい。 マーシャルのkは低く、信用創造能力が低い。通貨チャットへのミャンマー国民の信頼は低い。そのため、銀行預金に対する信頼も低く、タンス預金が増える。金融システムが発展していかない。 管理変動相場制に移行したものの、多重為替レートが存在している。 経済規模に見合わない税収で、課税ベースの拡張、徴税能力の強化、税制の見直し、納税義務に関する啓発、教育が必要。 感想 もちろんインフラ、教育水準、所得の向上などが新興国の問題点だと、広く一般的だが、 金融市場が未成熟という視点はあまりなかった。当たり前なのかもしれないけど、新たな見方であった。ということは、金融市場が未成熟というのは、ミャンマーだけじゃないんだとも思う。
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