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それでもテレビは死なない 映像制作の現場で生きる!
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それでもテレビは死なない 映像制作の現場で生きる!

奥村健太【著】

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それでもテレビは死なない 映像制作の現場で生きる!

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 技術評論社
発売年月日 2013/02/25
JAN 9784774155432

それでもテレビは死なない

¥110

商品レビュー

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2013/08/26

 過去・現在・未来の縦軸におけるメディアとしてのテレビについて言及されていて、今までより俯瞰的にテレビを眺めることが出来た。制作現場のリアル、メディア業界の流れ、ビジネスとしてのテレビなど新たな視点からテレビを捉え直すいいきっかけとなった。これからはもう少し客観的にテレビという存...

 過去・現在・未来の縦軸におけるメディアとしてのテレビについて言及されていて、今までより俯瞰的にテレビを眺めることが出来た。制作現場のリアル、メディア業界の流れ、ビジネスとしてのテレビなど新たな視点からテレビを捉え直すいいきっかけとなった。これからはもう少し客観的にテレビという存在を認識出来そうである。  テレビがつまらなくなったという声は自分の周りからもそれ以外からも聞こえる。確かに自分も昔ほど熱中しなくなった。小学生・中学生の頃は曜日ごとにどのチャンネルでどの時間帯に何の番組があるか頭の中にあるくらいテレビが好きであった。成長の妨害をしたのも皮肉にもテレビであった。しかし、変わらず今もいくつかの番組については熱中していて、見ている時は笑い、幸せな感情にあり、毎週楽しみにしていることもある。あまりテレビに対して嫌悪感を抱いたり、つまらなくなったと嘆いたりはしていない。これは、自分の作品に対する掘り下げの浅さ、受動的な態度、自分なりの考えを巡らすことなどが少ないからで、ただ楽しむモノとしてみていたからでもある。自然にニュースはネットに頼り、今見たいもの調べたいものもネットに頼る。変にテレビに追求はしない。しかし、テレビというお茶の間の憧れとの扉を通してくる映像のあたたかさは強い。リアル感、迫力もそうであろう。テレビはここの部分で負けない限りなくならないと思う。  未来がどうなるかわからないが、本書で記されている通り、じぶんの欲求としてテレビ・ネット・映画などを使い分ける使い方ができれば、変にメディアに対して悲観的になることもないだろう。テレビの特性を理解することを多くの人が行えば、情報の歪みやつまらなさを感情的に叫ぶことは少なくなり、いい意味での開き直りを持ってメディアを付き合える。単に、歪みだつまらないだ言ってもしょうがないし、自分の利益にもならない。視聴者・受け手としては確かに日本人は質が低いのかもしれない。外国のメディア状況を見れば向こうが何枚か大人である。(それは制作者側もだろうが)  個人的には、テレビが好きなのでもっとテレビが時代のうねりを運で欲しいし、友達とテレビの話で盛り上がりたいなーとは思う。しかし、ビジネスとしてのテレビ局である。広告収入がずっと減って行けば、さらに事態は深刻になる。きっと画期的な番組の多数の登場や制度の変化、既存のテレビ局の改変、などの大きな変化が必要になるだろう。テレビ局の官僚化なども崩れたら良い。難しいことを取り扱っているため、お金は多くて良いが、もう少し減らし、学歴より個人力を見れば良い。過度な人件費は無駄だ。外国のテレビ状況に見習う点はたくさんあるかもしれない。収入源を外に確保するのも1つ手であろうが、日本のコンテンツ産業は外国にやや受け入れにくいため、コンテンツ産業そのものの進化も必要だ。  誰しもテレビから知らずして影響を与えられ、夢や憧れを自分の中に生み、笑いや感動を与えられたはずで、その機能は今後も変わらないと思う。だから私はテレビを応援したいし、携われたらなと思う。 きっと今の団塊の世代。団塊ジュニアと今の10・20代は価値観が違ってきているので、もしかしたらテレビの需要が心理的に増す可能性もあるし、ネットの拡大によりさらに疲弊するかもしれない。でもこの世代交代による何かは大きく変わるはずだ。これはテレビだけに言えることではないが。ある意味時が解決してくれることもあるだろう。

Posted by ブクログ

2013/07/07

この本の著者である奥村氏はテレビ番組を作るディレクターで、テレビ制作の現場のことをよく知っている。 テレビCM枠を買う広告主、テレビ局、実際に制作にあたるスタッフ、テレビに取材される人々。 テレビ番組には多くの人が関わり、それぞれの意図や規制の中で制作されているのがよくわかる。 ...

この本の著者である奥村氏はテレビ番組を作るディレクターで、テレビ制作の現場のことをよく知っている。 テレビCM枠を買う広告主、テレビ局、実際に制作にあたるスタッフ、テレビに取材される人々。 テレビ番組には多くの人が関わり、それぞれの意図や規制の中で制作されているのがよくわかる。 しがらみは意外に多そうだ。 それに振り回されてしまった結果が今のテレビ番組の質の低下につながっているように思った。 今、テレビを日常的に見ている人はどれくらいいるのだろうか? インターネットが普及して、人々は情報を入手しやすくなった。 YouTubeやニコニコ動画など娯楽として映像を楽しむこともできるようになった。 テレビ番組が面白くないと言われ、テレビを主力としている電機メーカは業績不振に陥っている。 実際に地デジ化に伴ってテレビを持たないという選択をした知人はテレビがなくても生活に困らないと言っている。 テレビがなくなる未来というのもあり得そうな話ではあるのに、著者は「それでもテレビは死なない」と主張する。 テレビにはテレビのいいところがある。 誰でも簡単に操作して、見られること。 多くの家庭に普及していること。 文字では伝えられない映像の力を持っていること。 これだけインターネットが普及しても、まだまだテレビの影響力は現存している。 確かに、それはその通りだと思う。 結局はテレビも情報の一つの形に過ぎない。 情報が氾濫している現代で、いい情報はどれくらいあるのだろうか? デマや中身のない情報はそれなりに多いだろう。 私たちは今、流れてくる情報を全て鵜呑みにするのではなく、情報を吟味する力を養わなければならないということだ。 メディアには、それぞれの特色を生かした伝え方があると思う。 私たちはそれを知った上で、手に入れたい情報について多角的にメディアを利用すればいいのだと思う。 それならば、メディアは多い方がいい。 案外テレビはしぶとく生き続けるかもしれない。

Posted by ブクログ

2013/03/02

著者はかっての同僚です。わたしと職種は違いましたが、若いときから彼は優秀で熱血なテレビマンでした。本書は斜陽化が叫ばれて久しいテレビ業界の過去から今、そして未来を語っています。人により好悪はあるものの、テレビは万人が関わるメディアです。その意味でテレビ業界に関与してない人でも、興...

著者はかっての同僚です。わたしと職種は違いましたが、若いときから彼は優秀で熱血なテレビマンでした。本書は斜陽化が叫ばれて久しいテレビ業界の過去から今、そして未来を語っています。人により好悪はあるものの、テレビは万人が関わるメディアです。その意味でテレビ業界に関与してない人でも、興味深く読むことが出来ると思います。 特に出だしは「3.11東日本大震災」のTV報道を取り上げています。この災害はテレビの影響力の大きさをわたし達にしらしめると同時に、テレビが発信する情報の信頼性が議論を呼びました。テレビの役割を考えるうえで、とても重要な素材です。本書を通じ、現場で番組制作に携わる方々が、震災報道をどのように捉えていたかを知れたのは有意義でした。 著者がこれからも「脳味噌を耕し続け」、いずれは世界に類をみない映像をクリエイトすることを期待します。

Posted by ブクログ

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