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松本清張傑作選 時刻表を殺意が走る 原武史オリジナルセレクション 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2013/03/01 |
JAN | 9784101109732 |
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松本清張傑作選 時刻表を殺意が走る
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商品レビュー
3
5件のお客様レビュー
松本清張の若かりし頃の作品。昭和32年頃の時代背景を理解しながら読むと良い。逆にその時代を知らなければ、焦れったくて理解できないかもしれない。第一話「点と線」。すぐ、飛行機を使えばと思ったが、この時代は高くて庶民には高嶺の花、乗れなかった時代だから仕方ない。少し時間のトリックに偏...
松本清張の若かりし頃の作品。昭和32年頃の時代背景を理解しながら読むと良い。逆にその時代を知らなければ、焦れったくて理解できないかもしれない。第一話「点と線」。すぐ、飛行機を使えばと思ったが、この時代は高くて庶民には高嶺の花、乗れなかった時代だから仕方ない。少し時間のトリックに偏りすぎなのと、悪徳官僚の結末が見えないのが心残りだ。 第二話「顔」。人間心理をついた作品。何でじっと我慢できなかったのか、墓穴を掘ることになったか、そこに人間の弱さが感じられる。 第三話「万葉翡翠」。折角古代のロマンに相当力を入れていたのに尻すぼみになり、事件がいとも単純な動機に少しがっかりする。 第四話「たづたづし」。役人にしては浅はかな心で殺人までに話が進む。しかし、結末は馬鹿げた結果に。余韻は残ったが。 第五話「拐帯行」。これは少し良かった。結末が良く、満足できた。読んだあとスッキリする。
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"鉄道のダイヤから殺人のアリバイを構築する犯人、そのアリバイを暴く刑事の物語「点と線」。 日記風に語られる「顔」。 この2作品がおもしろかった。"
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いずれも鉄道が物語の重要な舞台になっている、清張のアンソロジー。「点と線」「万葉翡翠」は既読だか、他のものは初読。 やはり「点と線」が秀逸。昭和の風俗、雰囲気がなんとも言えず郷愁を感じさせる。それにしても、最近の新幹線しかないJRには物足りなさを感じる。効率と経済最優先では、ス...
いずれも鉄道が物語の重要な舞台になっている、清張のアンソロジー。「点と線」「万葉翡翠」は既読だか、他のものは初読。 やはり「点と線」が秀逸。昭和の風俗、雰囲気がなんとも言えず郷愁を感じさせる。それにしても、最近の新幹線しかないJRには物足りなさを感じる。効率と経済最優先では、スローライフは実現できない。せめて、寝台列車くらい復活させてほしい。
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