1,800円以上の注文で送料無料

孤独な群衆(下) 始まりの本
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

孤独な群衆(下) 始まりの本

デイヴィッドリースマン【著】, 加藤秀俊【訳】

追加する に追加する

孤独な群衆(下) 始まりの本

定価 ¥3,740

2,475 定価より1,265円(33%)おトク

獲得ポイント22P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2013/02/23
JAN 9784622083641

孤独な群衆(下)

¥2,475

商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2013/08/14

下巻は主に当時の米国の政治をめぐる状況が分析されており、このへんはさすがに古いし、日本の状況からはやや遠い。 そのあと、著者は「他人指向型」等の弱点を乗り越えるために「自律型」というのを提案する。「自律」を持ってくるのは常識的な感じもするが、果たして時代の推移として有効なのかは怪...

下巻は主に当時の米国の政治をめぐる状況が分析されており、このへんはさすがに古いし、日本の状況からはやや遠い。 そのあと、著者は「他人指向型」等の弱点を乗り越えるために「自律型」というのを提案する。「自律」を持ってくるのは常識的な感じもするが、果たして時代の推移として有効なのかは怪しい。 こんにち的な状況を見ると、米国でも、徹底的な「自己管理」が「要求されている」ことはまちがいない。この要求は人間性からはかけ離れた恐るべき冷酷さの「規制」である。これは「自律」というよりも、機械論的な社会倫理の「掟」だ。 上巻のレビューで私が書いたように、リースマンが1950年頃に分析した状況より、さらに一段階、文化はあたらしいレベルに到達していると思う。だからこの本は古くて無効だとは考えていない。むしろ、さまざまな思考をうながしてくれる点で、やはりこれは、価値ある歴史的名著なのだと思う。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品