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刑事裁判における心理学・心理鑑定の可能性
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刑事裁判における心理学・心理鑑定の可能性

白取祐司【編著】

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刑事裁判における心理学・心理鑑定の可能性

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本評論社
発売年月日 2013/02/01
JAN 9784535519244

刑事裁判における心理学・心理鑑定の可能性

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2013/08/09

それぞれがわりと今の自分の興味対象に近い論文集でした。 読まなくても知ってる方もいるのかもしれないけれど本によれば、 ・フランスでは心理鑑定が刑事司法に取り込まれ、被害者の供述に関する鑑定が行われる場合もあるけれど、ウトゥロ事件(この事件自体驚き)でみられたように難しい面もある...

それぞれがわりと今の自分の興味対象に近い論文集でした。 読まなくても知ってる方もいるのかもしれないけれど本によれば、 ・フランスでは心理鑑定が刑事司法に取り込まれ、被害者の供述に関する鑑定が行われる場合もあるけれど、ウトゥロ事件(この事件自体驚き)でみられたように難しい面もある ・いくつかの事件での供述につき、心理学的にみてその変遷がありうるものかの分析、これについての研究を進めている浜田教授の知見の紹介 →これが興味深かった。実際なされた鑑定の紹介も。 ・統計結果によれば日本では専門家についての党派性(内容と関係ない証拠の権威付け)による有意な影響があるとはみられない ・権威主義的パーソナリティの司法参加による影響についてのアメリカの研究によれば判断傾向に有意な関連がみられる(だからといって選任を回避すべきかについては司法参加の意義からの考慮が必要) そのほか複数鑑定回避論への批判、情状鑑定などについても。 供述についての心理学的知見は「知らなかった!」ということも多かったので、法的知見(といえるのかもよくわからない)だけからじゃなく、心理学的な裏付けをも得て判断できるよう、なんらかの協同ができたらいいと思います。今の制度では、当事者の方で適切な鑑定人と話をつけ申請するというところまではなかなか困難なんだろうか…。

Posted by ブクログ

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