- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 書籍
チャイナ・ギャップ 噛み合わない日中の歯車
定価 ¥1,870
385円 定価より1,485円(79%)おトク
獲得ポイント3P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/13(水)~11/18(月)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2013/02/20 |
JAN | 9784023311657 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/13(水)~11/18(月)
- 書籍
- 書籍
チャイナ・ギャップ
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
チャイナ・ギャップ
¥385
在庫あり
商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
[長大な不協和音]日本政府による尖閣諸島の国有化後、厳しさを増した日中関係。噛み合わなくなった日中の歯車の遠因はどこにあるのかを問いかける著者は、先の大戦におけるルーズヴェルトと蒋介石のカイロ密談にたどりつく。歴史の闇に埋もれ、多くは語られてこなかったその密談の内容とは、そして、...
[長大な不協和音]日本政府による尖閣諸島の国有化後、厳しさを増した日中関係。噛み合わなくなった日中の歯車の遠因はどこにあるのかを問いかける著者は、先の大戦におけるルーズヴェルトと蒋介石のカイロ密談にたどりつく。歴史の闇に埋もれ、多くは語られてこなかったその密談の内容とは、そして、それが今日の関係にもたらしている影響とは......。著者は、『チャイナ・ナイン』や『チャイナ・ジャッジ』で新鮮な中国観を提示したことで注目を集めている遠藤誉。 カイロ密談、日中国交正常化、愛国教育に領海法......。ねじれにねじれた日中関係の原因がつぶさに明らかにされており、日中関係を俯瞰する上で大変参考になる一冊です。中国(というより中国共産党)がどうしても内包してしまう行動の論理を見事に現実の事象から導き出し、それが歴史的にどのような文脈に置かれるかを正確に指摘する遠藤女史の筆は圧巻の一言。チャイナシリーズの最後を締めくくるにふさわしい、読む側も知恵と精神力を試される力作です。 その後もろもろの変化は見られましたが、個人的に息を呑んだのが中国による領空侵犯を分析した箇所。尖閣諸島が中国のナショナリズムと直結し、いかに中国が退けないところまで来ているかを説得力のある説明とともに明確に指摘しており、感嘆にも似た思いにとらわれました。 〜中国時間の「2012年12月13日午前10時」、日本時間の「午前11時」に何が起きたか。それを読み解けば、中国がいかに「領土問題を政治問題化しているか」ということが明白となるのである。だからナショナリズムに直結し、反日行動に直結することになる。〜 この情報量はちょっと参った☆5つ
Posted by
遠藤教授の新作、 愛国主義教育はなぜ始まったのか? 中国革命から文革、凶暴であるほど革命的であると英雄視される、「大地のトラウマ」何千年も続いた封建社会の土壌には一党支配的専制はよく馴染む、「暴力革命」「アメリカ従属」日中感情のギャップ、 親米のルーツ、義和団の乱、清華学堂、...
遠藤教授の新作、 愛国主義教育はなぜ始まったのか? 中国革命から文革、凶暴であるほど革命的であると英雄視される、「大地のトラウマ」何千年も続いた封建社会の土壌には一党支配的専制はよく馴染む、「暴力革命」「アメリカ従属」日中感情のギャップ、 親米のルーツ、義和団の乱、清華学堂、清華大学、 尖閣から長春へ カイロ宣言に翻弄された人生、 遠藤教授が暗殺されずに、チャイナギャップを埋める活動を続けられることを期待する。
Posted by
中国や中国共産党の内部情勢を読み解くことにかけては、著者は第一人者であると思っていたが、本書にはそれまでの著作とやや違うトーンを感じた。 1943年に行われた蒋介石とルーズベルトの「カイロ会談」で話し合われた「尖閣領有権」のついての考察は、著者のネット発信によって概略は知って...
中国や中国共産党の内部情勢を読み解くことにかけては、著者は第一人者であると思っていたが、本書にはそれまでの著作とやや違うトーンを感じた。 1943年に行われた蒋介石とルーズベルトの「カイロ会談」で話し合われた「尖閣領有権」のついての考察は、著者のネット発信によって概略は知っていたが、本書での全容を読むと、著者の中国への厳しい視線がにじみ出ている。 著者は、少女時代を文化大革命の中国で過ごし、過酷な人生体験を持つが、それを描いた著作を読むと、それを全否定せずに「赤いノスタルジー」を著者自身が抱いているようにも思える。まさに著者にとって日中両国は「ふたつの祖国」なのだろう。 しかし、本書では一転して、中国共産党の「尖閣」や「反日教育」について実に厳しい視線と考察を広げている。 これは、著者が「日中の摩擦と軋轢」が、双方の政府のコントロールを乗り越えて、臨界点を超えることもありえるとの危機感によるものなのかもしれないと思った。 すでにグローバル化によって経済も政治もかつてとは様変わりしている。本書を読んで、政治の深淵をのぞきこむような興奮を覚えた。 本書は、日中の軋轢を読み解くには歴史への考察が欠かせないことが認識できる良書である。 本書を、現在の日中関係を読み解く上で最良の書であると高く評価したい。
Posted by