全解説ミャンマー経済 実力とリスクを見抜く

みずほ総合研究所【編著】

• 販売会社／発売会社: 日本経済新聞出版社
• 発売年月日: 2013/02/20
• JAN: 9784532355517

商品レビュー

2014/10/29

オバマによるアジア太平洋シフト。
中国との関係が見逃せない。
ミャンマー政策は中国の封じ込めか。
中国とミャンマーは両国の建国後の1950年に国交を樹立、その後国境を画定して、1960年には中緬友好不可侵条約を締結していたが、両国の関係が深まったのは、1988年のミャンマーにおける軍事クーデター以降、89年に天安門事件を起こした中国も西側諸国との関係が冷え込んでいた。

韓流ブームはある。

2013/11/07

米国のサブプライム危機、欧州の債務危機、そして中国の経済成長の減速、労働コスト上昇、反日暴動が生み出すチャイナ・リスク。
欧米先進国の失速、アジア戦略の再検討と、経済の主戦場の転換を強いられる日本企業が求める「フロンティア」。
なかでも「ラスト・フロンティア」として耳目を集める新興国・ミャンマーについて、みずほ総合研究所調査部などに所属する6人のエコノミストが地政学・米国の制裁緩和・経済の実力・周辺国の思惑・経済開放の先行者、ベトナムの教訓・発展への見極め・日本政府の戦略・日本企業の動向などの視点から論じる一冊。
今後大きく成長する可能性を秘めるミャンマーの魅力だけでなく、信用できる経済統計・データが少ないという事実、過去に2度失った経済発展の機会、現在とこれから起こりうる社会問題など、弱点にもきちんと言及している点は好感が持てる。
ミャンマーに関心を持っている企業・政財界関係者のための入門書としてはちょうど良い。