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羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる 中公文庫
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羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる 中公文庫

梅田望夫【著】

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羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2013/02/23
JAN 9784122057593

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羽生善治と現代

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3.9

8件のお客様レビュー

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2019/01/28

ITジャーナリストの梅田望夫から見た羽生善治と現代将棋について。 現代将棋のことを「高速道路の後の大渋滞」と評したのは彼だが、その状況をトップ棋士を通じて描いていた。

Posted by ブクログ

2017/01/30

将棋の世界が ウエブの世界と共通している部分がある という 梅田望夫の指摘は 結構おもしろい。 そのなかで なぜ 羽生善治が そんなに強いのか? ということに 焦点を当てる。 情報化時代は オープン化されることで共有される。 知的所有権がないという世界は残されたものは、 『創造...

将棋の世界が ウエブの世界と共通している部分がある という 梅田望夫の指摘は 結構おもしろい。 そのなかで なぜ 羽生善治が そんなに強いのか? ということに 焦点を当てる。 情報化時代は オープン化されることで共有される。 知的所有権がないという世界は残されたものは、 『創造性』しかない。 その『創造性』はつねに模倣される。 つまり 進歩は加速度的にならざるを得ない。 そこからは モノ開発ではなく、仕組み開発でしか 生き残れないのかもしれない。 中国のことを考えると  知的所有権はないと同じ状態なので、 たしかに、モノマネで 高速道路を走ることができるが 結果として 創造性というところで  『渋滞』が起こっているのである。 この本の中心的なテーマは、ここにつきるかもしれない。 誰にも見えない未来をつくることこそが 求められている。 そういう前提の中で 羽生善治がなぜ強いのか? を追及する。 『闘う相手の棋士としての本質を、 極めて抽象度の高いところで、掌握していることにある。 将棋に負けた以上に、 自らの人間としての本質を掌握されたうえで、 敗れたと感じ、 それがより深い痛手になるのではなかろうか?』 1 人間としての強さ。  複雑さを解明する日常を喜ぶ生活。  過去の圧倒的な実績。  森羅万象 複雑な事象の本質を抽出し、  シンプルにものごとを見る明晰さ  俯瞰的な視座をもつ合理主義。 2 将棋の神に対する忠誠度の強さ。渾身没頭。  一般化するならば、専門分野に没入する強さ。  苦労を苦労とおもわず   楽しみながらその苦労を続けている。  より複雑な局面に遭遇する時に   無上の喜びを感じている。  将棋の進化に身をゆだね、予期せぬ結論を真理として  受容する心構えを有し、  だからこそ 誰よりも真理の探究に情熱を燃やしている。 3 対戦相手との関係性において   盤上で棋士として発揮する強さ。  オールラウンドプレイヤー。 渡辺明、佐藤康光が いいポジションをもっている。 量から質に転化する瞬間が いつあるのだろうか。 人間と人間の戦いの中で  頭脳しか頼ることができない怖さ。 それを まざまざと見せながら、 羽生善治は切り開いていく。

Posted by ブクログ

2015/02/15

本書は著者の『シリコンバレーから将棋を観る』(2009年)と『どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?』(2010年)を合体した上で、羽生善治との新たな対談を加えて一書に再編したものとのことです。 本書で最も言いたかったことは、自分が将棋に弱くても、鑑賞の方は十分に楽しめる...

本書は著者の『シリコンバレーから将棋を観る』(2009年)と『どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?』(2010年)を合体した上で、羽生善治との新たな対談を加えて一書に再編したものとのことです。 本書で最も言いたかったことは、自分が将棋に弱くても、鑑賞の方は十分に楽しめるはずだ!ということです。確かに野球やサッカーのように自分がプレイをしなくても、プロスポーツを観戦し評論して楽しむ人は大勢いるので、ルールさえある程度理解していれば観るだけでもそれなりに楽しめるゲームなのではないかと思います。ただちょっと前まではマニアックな趣味の部類にあったので(!)、なかなかプロの棋戦に接する機会も限られていたのですが(NHK杯くらいか?)、ネットでの生中継や情報・交流サイトなどが充実してくるにつれ、将棋に弱くても観戦なりしてそれなりに楽しめる環境は整ってきたといえるでしょう。 自分も小学生の時分に熱中していた頃もあったのですが、そもそもとても弱いので(笑)おのずと遠ざかっていたのですが、数年前から毎日気分転換にスマホで詰将棋を試していると、だんだんとプロ棋士の実戦も観てみたくなり、また、YoutubeなどにUPされているかつての名場面動画などを観るにつけ、次第に鑑賞だけでも楽しいなと思えるようになりました。そんなところに本書で取り上げられているのが、現在でも棋界第一人者の羽生善治で、世代がちょっと近いということもあり(笑)、他の棋士は知らなくても昔から密かに応援していた棋士であったので(笑)、興味深く本書を読了することができました。 全国の天才少年が切磋琢磨してプロとなり、その中からさらに天才の中の天才を決めようという将棋界は熾烈な世界そのもので、さらに若き頃の羽生善治がその著書『変わりゆく現代将棋』で押し開けた「現代将棋」への道は、知のオープン化による膨大な思考の集積が将棋技術の爆発的進展をもたらしたということであり、巨大な最新研究の成果の吸収と秒読みに追われるなどぎりぎりのプレッシャーの中で要求される強靭な思考と精神力、そしてプロゲームならではの人間対人間の全人格を勝負として賭けることができた者だけが、トップとしてサバイバルできる強烈な世界であるということです。そんな中で、羽生善治は現在も常にタイトル戦をこなし(2014年は名人位を奪回)、棋界の第一人者としてイベントやテレビ番組にも登場したりしながら、熾烈な勝負を年がら年中行っていて、頭がどうにかなってしまわないかと余計な心配をしてしまうのですが、人間の能力の最大パフォーマンスの追求と将棋の発展の行く着く先を俯瞰している彼にとってはまだまだ努力のしようがある世界だと思っているのかもしれません。 それはそうとファンであったにもかかわらず、恥ずかしながら羽生善治が著したという『変わりゆく現代将棋』の唯一のテーマが矢倉戦での五手目が7七銀であるべきか6六歩であるべきか延々と考え続けた著作であることを本書で知って、将棋というか羽生善治の思考の深さにとても驚愕した自分ですが、著者の本書での取り扱いがややもすれば教祖と見紛うばかりの肩の入れように始め少し違和感もあったのですが、そんなことで、まあ彼は「神」ということで了解しました。(笑) また本書では羽生善治のライバルということで、「羽生世代」の好敵手にていまでも負けると自分の不甲斐なさに泣くこともあるという佐藤康光九段や、社会性抜群の深浦康市九段、そして、現在の羽生善治の最大のライバル・渡辺明二冠などとの交流や観戦記録も十分に取り上げられていて、これらエピソードもとても面白いものでしたが、とりわけ若手に立ちはだかる厚い壁ということで、山崎隆之とのエピソードがすこぶる楽しかったです。 それにしても「名人」という称号は羽生善治によく似合いますね。

Posted by ブクログ

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