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生権力の思想 事件から読み解く現代社会の転換 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2013/02/07 |
JAN | 9784480067098 |
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生権力の思想
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商品レビュー
3.4
7件のお客様レビュー
「生権力」とは、フーコーが分析した新しい権力の形である。生権力は、それまでの権力とは違い、死よりも生を通してその力を行使する、生かしめる権力である。そこでは「人口」が関心事となり、個人の身体を通して、個人を主体化する権力である。『監獄の誕生』で論じたパノプティティコーンの事例は有...
「生権力」とは、フーコーが分析した新しい権力の形である。生権力は、それまでの権力とは違い、死よりも生を通してその力を行使する、生かしめる権力である。そこでは「人口」が関心事となり、個人の身体を通して、個人を主体化する権力である。『監獄の誕生』で論じたパノプティティコーンの事例は有名であるが、監獄、病院、学校、軍隊、という近代の仕組みにおいて、規律訓練を通して個人による持続的監視を行うことで従順な身体を生産する。過去、権力の頂点にいるものこそが見られたが、生権力の元では権力に従うものこそが見られるのである。 このテーマにおいて、著者はオウム真理教の事件を大きく取り上げる。オウムのヘッドギア、窓のないサティアン、神経毒のサリンなどを取り上げるのだが、ここはうまく論理と整合しているようには見えないのがやや残念なところ。もしかしたら個人的な印象なのかもしれないが。オウムの権力分析にはまた別のやり方があるように感じる。 本書では、後期フーコーの主要概念であるパレーシアが分析される。権力への抵抗の拠点たる主体や性が、権力によって産出させられた拠点でもあることから、抵抗の不可能性の含意を見たフーコーが新たにたどり着いたものがパレーシアでもあるが、そこに著者は納得感を見い出せない。しかし、著者の分析もまた徹底されてはいないようにも思われる。そこに納得性というような可能性があるのであれば、もしかしたら抵抗の諦めと積極的な受け入れ以外にはないのかもしれない。 もし、さらにフーコーの生権力や後期フーコーに興味があるのであれば、中山元の『フーコー 生権力と統治性』『フーコー思想の考古学』『賢者と羊飼い―フーコーとパレーシア』などをお勧めする。なかなかに歯ごたえがあるはずだ。 やはり、フーコーの権力論は、近年のインターネットとモバイルネットワークによって再現なく拡がった情報空間における新しい現実にこそ適用されて再考されなければならない。そこでは情報と権力はそれまでとは異なる意味を持つことになるだろう。 --- 『フーコー 生権力と統治性』(中山元)のレビュー https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4309245110
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
恐らく、ベースとなる通底する論拠がないのであろう、つらつら文章が流れるだけで、何を訴えようとしているのかが、わからない。 大澤との結論とは別に、抵抗への主体を紹介している、ソクラテスに代表される真理を語るパレーシアに見た。 権力への抵抗は、包括的に権力に依存する。 第3領域において、真理を語る主体、運動の方が、余程、権力にとって、厄介だ。
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これは生権力について語っているのだろうか。フーコーをメインに語ってるというかというと、違う。むしろいつもの大澤節というべき、猟奇犯の動機推理小説。主体の客観的同一性の自己崩壊から甘さの再措定へ。 そこからでてくるのは、神のゾンビ。価値の生々しい否定によって別の超越的価値を復活させ...
これは生権力について語っているのだろうか。フーコーをメインに語ってるというかというと、違う。むしろいつもの大澤節というべき、猟奇犯の動機推理小説。主体の客観的同一性の自己崩壊から甘さの再措定へ。 そこからでてくるのは、神のゾンビ。価値の生々しい否定によって別の超越的価値を復活させる錬成術。 そして、その生々しさ(内なる他)との和解が、アウシュビッツ的悲劇を回避するという。ほんとうか。 補論の「パレーシアとその裏側」は、けだし、超重要論考である。ヘーゲルをキーに、フーコー生政治的主体の脱構築をはかる。
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