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先輩のカノジョ(下) ニチブンC
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先輩のカノジョ(下) ニチブンC

成田マナブ(著者)

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先輩のカノジョ(下) ニチブンC

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本文芸社
発売年月日 2013/02/27
JAN 9784537130034

先輩のカノジョ(下)

¥220

商品レビュー

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2016/10/25

先輩のカノジョと主人公という男女が縛られているものは……?

きっかけと秘密な関係の開始を描いた上巻を受けて始まるも基本はカノジョからの挑発と誘惑が続く下巻。これで完結のようだが、 上巻よりも各話の頁数がさらに増えた代わりの全3話である。 カノジョのことが頭から離れず自分の彼女を邪見にし始める主人公。そうこうしている間に彼女のバイト先...

きっかけと秘密な関係の開始を描いた上巻を受けて始まるも基本はカノジョからの挑発と誘惑が続く下巻。これで完結のようだが、 上巻よりも各話の頁数がさらに増えた代わりの全3話である。 カノジョのことが頭から離れず自分の彼女を邪見にし始める主人公。そうこうしている間に彼女のバイト先の店長が変態気味に近づき、 前巻から続く不倫(店長は所帯持ち)がエスカレートしていく。つまりはボーッとしている間に彼女を寝取られている訳だが、それでもカノジョからの挑発に乗ることもできず悶々としてる主人公である。 最終的にカノジョは主人公に見せていた別の顔から先輩向けの表の顔へと戻っていくのだが、ではカノジョが見せていた別の顔とは何だったのであろう? 思うに自分の彼女や仕事に先輩との関係といった諸々を振り切ってでも主人公がカノジョの元に来られるかどうかを試していたのではなかろうか。つまり、それだけの男かどうかの試練であり、それが男とは縛られているものが異なる女の見定め、見極めなのであろうということを示していると感じた。だからこそカノジョのギリギリの行動に対する答えとしての、主人公との最後のやり取りが決定打になったものと推測する。女は隠し事も嫌うし、(前巻でもちょっと触れていたように)見下されたように感じるのも嫌うのである。 女が縛られるのはこれと決めた男のみとする違いを見せながら、それが永遠とは限らないことをも示唆するかのラストシーンは女が内に秘めている傲慢な貪欲さとしたたかさに打算とリアリティが加わっているようにも写る。その意味ではすーっと汗が引くような結末とも言える。

DSK

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