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ルールに従う 社会科学の規範理論序説 叢書 制度を考える
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ルールに従う 社会科学の規範理論序説 叢書 制度を考える

ジョセフヒース【著】, 瀧澤弘和【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NTT出版
発売年月日 2013/02/08
JAN 9784757142367

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2018/10/13

けっこう重要な翻訳。ちょっと読んだところ、ヒューム的な信念欲求の動機付けモデルを批判して、カント的な実践理性を自然主義的に再構成する、というような内容のようだ。ちょっと目についたが、コールバーグのpost-conventional moralityは「後黙約的道徳性」ではなく「脱...

けっこう重要な翻訳。ちょっと読んだところ、ヒューム的な信念欲求の動機付けモデルを批判して、カント的な実践理性を自然主義的に再構成する、というような内容のようだ。ちょっと目についたが、コールバーグのpost-conventional moralityは「後黙約的道徳性」ではなく「脱慣習的道徳性」(慣習的道徳のレベルを超えた道徳性のレベル)と訳す方がわかりやすいだろう。よく読もう。

Posted by ブクログ

2018/01/31

超簡単にいえば、「人間性の根源は模倣にある」「道徳は言語である」「道徳性は人間の内なる心と、外なる社会制度の両方からなる」という話。非常に面白かった。 『啓蒙思想2.0』では、新たな人間観=人間の非合理性に関する最新の知見(例えば進化論や行動経済学)を用いることによる人文諸科学...

超簡単にいえば、「人間性の根源は模倣にある」「道徳は言語である」「道徳性は人間の内なる心と、外なる社会制度の両方からなる」という話。非常に面白かった。 『啓蒙思想2.0』では、新たな人間観=人間の非合理性に関する最新の知見(例えば進化論や行動経済学)を用いることによる人文諸科学のアップデートを提唱していた。本書では、道徳性に関するカントの議論をアップデートしている。 要点: ・ヒトという生物種を特徴づけるのは「規範同調性向」(道徳的懲罰と組み合わされた模倣的同調性)である。そもそも言語の習得は言語ゲームのルールへの規範同調による。合理性は言語の形式をとる。道徳性はそれらの土台の上に立っている。 ・われわれは、ルールに従うことがたまたま好きになった知的生物ではない。逆に、ルールに従うことこそ、われわれを現在あるような知的生物にしたのである。 ・人間はメモを取ることで認知負荷を軽減する。それと同じように、社会制度によって道徳性の個人的負担を軽減する。認知の人工装具(prosthetic)。→この主張が『啓蒙思想2.0』におけるアーキテクチャ設計の話につながっていく。 『啓蒙思想2.0―政治・経済・生活を正気に戻すために』より: > 社会制度をいかに構築すべきかと、テクノロジーをいかにデザインすべきかの類似を指摘することは有用だ。 > 理想のインターフェイスは人間の認知バイアス、能力の限界、気まぐれさを完全に理解し、そのうえで人が直感的に正しいと、またいちばん簡単だと思うことをすることで望みの結果が得られるように設計される。 > 社会制度もまったく同じ意味でユーザーフレンドリーであるべきだ。人間の弱みとバイアスを強みに変えなければならない。 > 私たちはいつの日か、これ[iPad]と同じように苦労を要しない環境との調和を達成すべく、社会制度を改善するために同じような一致協力がなされることを夢見てもいいのかもしれない。理想は、私たちをもっとバカにではなく、もっと利口にする環境を生み出すための操作の対象のみならず、相互に作用しあう制度とも協働していく、そういう世界である。 http://booklog.jp/users/zerobase/archives/1/4757143192 リチャード・ローティのプラグマティズムと近い世界観だと思った。 **** 2019年9月4日再読:進化論者と道徳哲学者の議論を止揚しようとしている。「我々はなぜルールに従うのか」という問いに答えようとして、「そもそも我々はルールに従う動物だから人間になったのだ」と結論付ける。(合理性は言語であり、言語はルールである)

Posted by ブクログ

2014/01/17

第1章 道具的合理性 第2章 社会秩序 第3章 義務的制約 第4章 志向的状態 第5章 選好の非認知主義 第6章 自然主義的パースペクティブ 第7章 超越論的必然性 第8章 意志の弱さ 第9章 規範倫理学

Posted by ブクログ

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