王陽明・自己革命への道 回天の偉業を目指して

大川隆法【著】

• 販売会社／発売会社: 幸福の科学出版
• 発売年月日: 2013/02/04
• JAN: 9784863953017

商品レビュー

2017/12/23

2017/12/23読了
　陽明学の祖、王陽明先生。学術的な傾向の強い朱子学に対して、陽明学には実践・実学の要素が多く含まれ、吉田松陰など倒幕・明治維新への思想的な原動にもなった。なお、明治維新では、倒幕側も尊皇攘夷の立場も両方、陽明学に源流を持つ（佐藤一斎先生の霊言にも同様の記述）。

　・正体は深くは明かさないが、古事記や日本書紀に登場する、日本を創始した神々の一柱。
　・龍場の大悟と呼ばれる体験をしている。これは、宇宙即我の悟りに近い。ご本人曰く、「心の目で見るという観の転回」。

　・中国との関係；戦わずして勝つという、孫子兵法のような考え方を用いるべき。経済規模で中国以上の発展を成し遂げ、アジア諸国と同盟を作って包囲するという方法を推奨

　・幸福の科学の伝導の下りで述べられたが、人間の「良知」つまり正しき智恵を求める心的傾向があり、そのような考え方には「感ずるものがあるのだ」と。なんだか分かる。

　・様々な個性は、大いなる光から分かれでた存在。この考え方は、我々にとってはお馴染みの考え方であるが、改めて言われてみると深い。